韓国映画のリメイクドラマ『ビューティー・インサイド』、盛況のうちに放送終了

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ドラマ『ビューティー・インサイド』(JTBC)が11月20日に最終回を迎え、映画版とは異なる新たなストーリー展開で高い評価を得た。

『ビューティー・インサイド』は、月に1度、1週間だけまったく異なる容姿に変身してしまう大女優ハン・セゲ(ソ・ヒョンジン)と、ある日突然に相貌失認(個人の識別が困難になる症状)を患ってしまった財閥企業の本部長ソ・ドジェが繰り広げるラブコメドラマだ。

最終話ではハン・セゲに共演者との熱愛説が浮上するが、それに嫉妬したソ・ドジェが撮影現場に自分の名前が大きく描かれた移動式カフェを手配し、ハン・セゲと熱愛中であることを世間に公開する。

その後2人は結婚を前提とした交際を誓う言約式を行い、あらかじめ用意した指輪で気持ちを伝えたソ・ドジェはハン・セゲを連れて海辺へ向かう。

(写真=JTBC)

ラストシーンは、ハン・セゲが変身のたびに欠かさず撮影していた動画で締めくくられる。これまでと違って、そこにはソ・ドジェの姿もあった。海辺を背景に「今日のハン・セゲは、今日のソ・ドジェは、ここまで」という言葉を残して、物語は幕を閉じる。

初回放送前から期待と不安が交錯していた『ビューティー・インサイド』。関心を引くテーマではあったが、映画の公開終了から3年という短い期間でのドラマ化は、原作と比較されやすく評価が下がる恐れもあった。

しかし、実際にできあがったドラマはその懸念を一掃。

単に容姿が変わる人間の性別を逆にしただけでなく、“相貌失認”というソ・ドジェの設定がハン・セゲの過去へとつながるなど、映画と異なったオリジナリティ溢れるストーリーが視聴者の期待をさらに高めたのだ。

結果は数字にも如実に現れ、初期に2%だった視聴率は最終的に5%まで上昇し、ドラマの成功を今一度証明することとなった。

(関連記事:韓国ドラマが飽和状態。厳しい市場で生き残るための戦略とは?

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