兵役逃れが発覚し、入国禁止措置が下された歌手ユ・スンジュンが11年ぶりにカムバックを知らせた。
ユ・スンジュンは11月21日、自分のSNSに「11.22.18」という書き込みと、新しいアルバムのジャケット写真を掲載。
ジャケットには、青い空と美しい海をバックにオープンカーにもたれかかってどこかを見つめている彼の姿が写っている。
2007年にリリースした『Rebirth of YSJ』以来、約11年ぶりとなる今回のアルバムは、ユ・スンジュンが全収録曲の作詞を手がけたという。
リード曲『another day』は11月22日に先行配信され、12月5日に全曲と追加のミュージックビデオが公開される予定だ。
ユ・スンジュンは、アルバムの収益をすべて寄付するとの意思を表明したが、世間の反応は依然として冷たい。
多くのネット民は今回のニュースを受け、「良心がない」「また韓国に来ようと企んでるのか」「中国・米国で活動しろ」とのコメントを寄せているが、一方では「韓国人はなぜユ・スンジュンにだけ厳しいのか」「気苦労が多かったはずだ」と、彼を擁護する声も見受けらる。
1990年代に最高の人気を博したユ・スンジュンは、入隊直前の2002年にアメリカの市民権を取得。兵役逃れ疑惑に包まれ、世間から批判を浴びた上に、出入国管理法11条に基づいて法務部から入国禁止措置が下されている。
その後、中国に渡ってジャッキー・チェン率いる事務所と専属契約を結び、中国、米国などで俳優として活動。
2015年にはインターネット放送で「韓国に戻りたい」と涙で訴えるも、韓国では冷たい反応が多かった。
ユ・スンジュンがLA総領事館を相手に起こした訴訟は敗訴を重ねており、現在は最高裁判所の判決を待っている状態だ。
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