「洗い流せない罪悪感を抱いて生きている。処罰されることになって、気が楽だ」
歌手チョン・ジュニョンなどと、酒に酔った女性に集団で性的暴行を加えた疑いで服役中のFTISLAND出身のチェ・ジョンフンが、結審公判で不法撮影の疑いについて謝罪の意を伝えた。
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チェ・ジョンフンは2019年11月、集団性的暴行の容疑により一審で懲役5年を言い渡された。この日の結審公判は、不法撮影および流布に対する別件公判だった。
検察は3月18日、ソウル中央地裁の審理で開かれたチェ・ジョンフンの初公判で、懲役1年6カ月を求刑した。
さらにチェ・ジョンフンの身元を公開し、性暴力治療プログラムの履修と5年間の児童・青少年関連機関への就職制限なども命令するよう要請した。
2007年にFTISLANDでデビューしたチェ・ジョンフンは2019年初め、「バーニングサン事件」の捜査過程で、チョン・ジュニョンら同僚歌手とグループチャットルームで数回の不法行為を図った事実が明らかになり、検察に引き渡された。
性的暴行の容疑で拘束されたチェ・ジョンフンは2016年、被害女性の写真や動画などを撮影した後、カカオトーク内のチャットルームに何度も掲載した容疑で追加起訴された。
同年2月、飲酒運転の取り締まりで摘発されると、現場の警察官に200万ウォン(約20万円)の賄賂を渡してこれをもみ消そうとした容疑も持たれている。
チェ・ジョンフンはこれに先立ち、グループチャットルームのメンバーであるチョン・ジュニョンらとともに、江原道・洪川(ホンチョン)や大邱(テグ)などで、酒に酔った女性に集団性的暴行を加えた容疑で起訴され、一審で懲役5年を言い渡された。
チェ・ジョンフン側は、同日の初公判で不法撮影や流布の容疑はすべて認めている。
ただ、警察官に賄賂を供与する意思はなかったと主張した。検察の証拠にすべて同意したことを受け、直ちに求刑など結審の手続きに入った。
チェ・ジョンフンは最終陳述で「事件から4年が過ぎたが、洗い流せない罪悪感を抱いて生きている」とし、「当時、罪を犯したことも知らず愚かな行動をしたことに深く反省する」と述べた。
続いて「今からでも処罰を受けるようになって気持ちが楽だ」とし、「社会に戻れば芸能人ではなく一般人として、社会を支援しながら生きていく。心から反省することを認めていただき、今回だけは善処してほしい」と涙声で訴えた。
チェ・ジョンフンの判決公判は、来る3月27日に行われる。
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