3月9日から韓国と中国からの入国者に対する2週間の待機要請が始まり、K-POP業界に暗雲が立ち込めている。
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これによってSUPER JUNIORは3月25~26日に埼玉で予定していた単独コンサートに中止。Stray kidsも3月21~22日に大阪で開かれる予定だったワールドツアーの日本公演を中止した。
Red Velvetは3月7~8日に開催予定だった横浜公演を、NCT DREAMは3月13~15日に東京で行われる予定だったアリーナツアー「THE DREAM SHOW」を、THE BOYZも予定していた日本ツアーを延期している。
TWICEも3月に予定していた東京ドーム公演を4月15~16日に延期したが、今回の措置によって今後の進捗状況が不透明になった。
4月3~5日まで千葉幕張メッセ国際展示場で開催予定だったCJ ENM主催の「KCON 2020 JAPAN」も、延期を発表している。
日本政府の措置に深い遺憾を示した韓国政府は、日本に対してノービザ入国禁止(査証免除措置)と、すでに発行されたビザの効力停止を3月7日に発表、9日午前12時から実施すると決定した。
日本政府の措置は今月末まで適応される予定だが、今後の状況がどう変わるかはまだわからない。
韓国だけでなく日本国内でのコロナ拡散状況も変わっている。
外務省は9日から日本の旅行警報を第1段階である「旅行留意」から第2段階の「旅行自制」に修正した。
現在、たくさんの大手事務所のマネージメント事業の売り上げのうち、コンサート公演と出演料などの割合が内需より輸出の規模が大きく、この中でも中国市場が事実上、塞がった状況で日本が、売り上げの主な割合を占めている。
もちろんBTS(防弾少年団)のように全世界でワールドツアーを行ったり、北米や欧州市場などに活躍の場を広げるアイドルも多くなったが、相変わらず日本はK-POPアーティスとがグローバルに成長できるステップアップの場として最適だ。
中止や延期されるファンミーティングとコンサートはいつ行えるかはまだ未定。
現在と同じ状況が続くようであれば、各芸能事務所の売り上げはもちろん、成長を求めるK-POPアーティストたちに大きい打撃を与える見込みだ。
音楽関係者は「マカオをはじめ、中国での公演はすでに全部中止になり、その影響は日本まで続いている。さらに北米と欧州でも、もう少し様子を見なければならない。すでに少なくない打撃があったK-POP業界だが、今後も状況は悪化する可能性が高い」と懸念した。
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