BTS(防弾少年団)を押しのけて1位となり、“買い占め疑惑”に包まれた歌手が反論

2020年03月09日 K-POP
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韓国の歌手OVANの所属事務所が、音源の“買い占め疑惑”に反論した。

音源の買い占めとは、大手の芸能事務所やプロダクション、レコード会社などが専門ブローカーを雇い、所属するアーティストの楽曲をメディアやネット上などで何度も流し、音楽配信チャートなどで上位にランキングされるよう仕向ける不正行為のことだ。

【注目】K-POPの“闇”…チャート1位のための「音源買い占め」とは?

先立って3月5日に公開されたOVANのデジタルシングル『どう過ごしている』(原題)が3月6日、GENIE MUSICなどの音源サイトのリアルタイム音源チャートで1位を獲得した。

しかしBTS(防弾少年団)やZICOなどの楽曲を押しのけての1位であったため、一部からは「音源を買い占めて順位を上げたのではないか」との疑惑が浮上した。

渦中のOVANはSNSを通じて、「傷つきたくない。恨みたくもない。嘘ではない」とし、「僕にそんな資格がなくて、疑われる人でごめんなさい。申し訳ない。でも本当に嘘ではない」と、買い占め疑惑を否定していた。

所属事務所が反論

OVANの所属事務所ロマンチックファクトリーは3月9日、公式報道資料を通じて「OVANのシングル『どう過ごしている』(原題)が好成績を収め、私たちがまったく予想していなかった論争まで起き、私たちのアーティストが“助けてくれ”と訴えている状況」としながら、自分たちの立場を明らかにした。

(写真提供=ロマンチックファクトリー)OVAN

OVANは過去にも買い占め疑惑に包まれたことがある。そのため所属事務所側は、まず2018年にオンラインミュージックストア「Melon」のリアルタイムチャートで10位となったことに対する疑惑について、「買い占めではないと2019年12月に司法の認定を得ており、それ以上の説明は必要がない」と伝えた。

また、「2017年のデビューから現在まで安定した活動をしてきたし、2018年の『酔った夜』(原題)というシングル以降、すべての音源がMelonとGENIE MUSICのリアルタイムチャートで100位以内に、着実にチャートインしてきた歌手」と、無名歌手が突然成果を出したように歪曲されていることについて反論した。

BTSよりも順位が上だったことについても、「私たちは彼らと同じ日に発売していない。それほど波及力が強いアーティストの発売と重ならないように、それらの音源の影響力が少なくなる時点を私たちのリリース日にするのも戦略だ」と強調した。

さらに「私たちに対する非難は、まるで宗教のようだと思う。結果だけがあり、なんの根拠がなくても非難したいのだ」と声を上げた。

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