2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。
ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きているが、気になるのはかつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は一時期、韓国はもちろん日本でも韓流スターとして人気だったが、とある事件を機に今も芸能界復帰できていない俳優オム・テウンのその後と現在について紹介する。
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2008年にTBS系列で放映されたドラマ『魔王』を覚えているだろうか。
人気グループ嵐のリーダーである大野智と生田斗真が主演したサスペンスドラマであり、日本では大野智の連続ドラマ初主演作として知られているが、実はこの『魔王』、もともとは韓国ドラマで日本の『魔王』はそのリメイクだった。
本家・韓国の『魔王』の主人公を務めた1人が、今回紹介するオム・テウンだ。
“韓国のマドンナ”と呼ばれた歌手兼女優のオム・ジョンファの実の弟で、1997年に俳優デビューしたオム・テウンは長い下積み生活を経て、2005年に主役に抜擢されたドラマ『復活』で大ブレイク。
2007年には前述した韓国版『魔王』で堂々の主演を張り、一躍、人気スターになった。
『善徳女王』(2009年)、『赤道の男』(2012年)、『剣と花』(2013年)、『一理の愛』(2014年)といったドラマから、『シラノ恋愛操作団』(2010年)、『建築学概論』(2012年)、『トップスター』(2014年)といった映画まで代表作も多数。
2011年からはバラエティー番組『1泊2日』などにレギュラー出演し、親しみやすさで好評も得ていた。
2013年1月には国立バレエ団の元プリマドンナだったユン・ヘジンさんと結婚し、同年6月には娘も誕生するなど、私生活も順調のはずだった。
そんな彼にスキャンダルが発覚したのは、2016年だった。同年7月にソウル市内のマッサージ店に所属する女性から「性的暴行を受けた」と訴えられたのだ。一体、何が起こったのか。