2020年1月31日から韓国ケーブルチャンネルのJTBCで放送されている『梨泰院クラス』(原題)が絶好調だ。視聴率も非常に良く、今や社会現象を巻き起こすほど注目を集めている。
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なぜ、これほど人気があるのか。
原動力になっているのは、パク・ソジュンが扮するパク・セロイのキャラクターだ。
彼は絶対に妥協できない頑固者だ。その頑固さゆえに高校を中退せざるを得なくなる。
多くのものを失ってから流れ着いたのが梨泰院(イテウォン)だった。そこは、多くの国籍の人たちが集まる街だった。その中で、パク・セロイは自由な精神を取り戻していく。
再び希望に燃えた彼は、意気投合した仲間たちと大きな夢に向かって走り出した。何よりも、パク・セロイは現実を変えていくパワーを持っていた。
そんな彼の最大の敵が、長家(チャンガ)グループのチャン・デヒ会長だ。
2人の激突が『梨泰院クラス』の中心ストーリーであり、パク・セロイの反撃が視聴者から喝采を浴びている。
パク・セロイにとってチャン・デヒ会長は、ぜひとも倒さなければならない相手だ。しかも、パク・セロイは自分からすべてを奪い取ったチャン・デヒ会長に復讐しなければならない。
そのために、パク・セロイは人生のすべてをかけて巨大な敵に挑んでいく。
混沌とした現代社会。待ち望まれるヒーローというのは、パク・セロイのように、損得を抜きにして自分の大望に向かって突き進んでいく男なのである。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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