K-POPグループBTS(防弾少年団)の所属事務所Big Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)が、原爆被害者に謝罪した。
Big Hitの関係者らは11月16日、慶尚南道・陜川(ハプチョン)にある原爆資料館に訪れて「韓国原爆被害者協会」の関係者ら10人と顔を合わせ、BTSのメンバーJIMINが過去に着用して問題になったTシャツのイメージについて謝罪の言葉を伝えた。
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Big Hit側は「直接訪問してお話しするのが筋だと思った」とし、「意図せずとも心に傷を負った方がいればお詫び申し上げる」と、公式に謝罪の意を述べた。
それに対し、協会側は「日本は戦犯の加害者として謝罪どころかBTSのメンバーが着たTシャツのイメージを問題視し、世界で唯一の核被害国であるかのように振る舞っている。日本の一部メディアが、BTSの番組出演をキャンセルするなど、盗人猛々しい態度を見せることに驚愕を禁じ得ない」と、日本側の態度を批判した。
11月8日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)側は、以前にメンバーが着用していたTシャツのデザインが波紋を呼んでいるという理由を挙げて、BTSの出演を見送った。また、一部の日本メディアはBTSを「反日グループ」と批判している。
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