韓国の音楽専門チャンネルMnetで過去放送されたオーディション番組、『アイドル学校』の捏造疑惑に関する調査が進められるなか、同番組の制作陣が練習性らを監禁した容疑で追加告発された。
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法務法人マスト法律事務所は2月26日、「『アイドル学校』の制作陣を監禁・強要容疑でソウル地方警察署に告発した」と明らかにした。
『アイドル学校』は、2017年9月に放送されたスクール形式のアイドル育成番組。俳優イ・スンジェやSUPER JUNIORキム・ヒチョルなどの著名人らも“教員”として出演し、最終合格者9名によってガールズグループfromis_9が結成された。
マスト法律事務所のキム・テファン弁護士は同日、「『アイドル学校』の投票捏造事件に関する捜査が進行され、出演者たちの経験した監禁や強要の内容も明らかになった。この部分にに対する捜査が行われないようだったので、別途告発を進める運びとなった」とし、今回の告発の経緯を伝えた。
今回の告発は、番組視聴者によって結成された真相究明委員会が行った。当事者の直接の関与なしに告発が行われたことに関しては、「被害者が直接運営元のCJ ENMを相手に告訴を行うことは、容易ではない。また、被害者が告訴を望まない可能性もあったため迷いもあった。しかし、最近の捜査結果を見ると、この部分に対する捜査がほとんど進行していないことが確認された」と説明。「うやむやに終われば、同じ問題が繰り返されるしかない。こうした問題がむしろ改善のきっかけになると考え、告発に乗り出した」と述べた。
マスト法律事務所側は、『アイドル学校』の制作陣が連取生らに対して合宿場所から自由に出入りできないような騰勢を行ったとしている。さらに、携帯電話を押収して夜10時を過ぎるまで撮影を強要したと主張した。このような内容は、マスト法律事務所側が被害者の対面調査を通じて相当部分を確認した内容で、被害者側の同意を得て告訴が実現している。
これに先立つ昨年7月、同じくMnetによるオーディション番組『PRODUCE』シリーズの最新シーズン、『PRODUCE X 101』で投票操作の疑惑が浮上。捜査の結果、全シーズンにおいて投票操作の事実が確認された。その過程で『アイドル学校』に関しても投票捏造の疑惑が浮上し、現在も捜査が行われている状況だ。
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