新型コロナウイルスの影響でKリーグの開幕が暫定的に延期されたことを受けて、韓国プロサッカー選手協会の会長が、選手の立場を代弁してメッセージを発表した。
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2012年に設立された韓国プロサッカー選手協会の会長を務めるのは、蔚山現代のイ・グノだ。かつてジュビロ磐田、ガンバ大阪などJリーグでも活躍した快足FWは、2018年12月から同協会の会長職にある。
イ・グノは2月25日、選手協会会長名義でメッセージを発表、選手の心情を代弁した。
以下は韓国プロサッカー選手協会イ・グノ会長の公式文全文。
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こんにちは。韓国プロサッカー選手協会のイ・グノ会長です。
私たち選手は2020年のKリーグ開幕を控えて、冬の間にたくさんの汗を流しました。シーズン開幕を控えて若干の興奮と適度な緊張感で日々を過ごしています。
しかし、予想できなかったコロナウイルス感染症の拡散によって、1983年のプロサッカー発足以来、初めてKリーグ全体の試合が暫定的に延期された状況です。新しいシーズンを待ち焦がれていたサッカーファンの皆様に、まずは文書でもご挨拶したいと思います。
サッカーを愛しKリーグを好きなファンたちだけでなく、大韓民国のすべての国民が新型コロナウイルスによって本当に怖くて苦しい状況にあると思います。
すべての国民が、この危機を乗り越えるために力を出してくださったらと思います。私たち選手協会も、困難を乗り越えるために各自の席で最善を尽くします。
そして、ウイルス克服のために尽力してくださる方々の昼夜を問わないご苦労に深く感謝申し上げます。選手協会は、第一線で献身と犠牲精神で全力を尽くしていらっしゃる医療陣及び関係者の皆様を、最後まで応援いたします。
最後に私たち選手協会は、すべての国民が一日も早く新型コロナウイルスの脅威から脱出して、健康な体と心でサッカーの熱気があるグラウンドでお会いできることを切実に願っています。
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