キ・ソンヨンも心配「この状況でKリーグ出身者が再び韓国に復帰するだろうか?」

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「海外に進出したKリーグ出身選手たちは、はたしてKリーグに復帰するだろうか」。これは、Kリーグ復帰の過程で感じたキ・ソンヨンが懸念していることだという。

2月21日、スペイン1部リーグのクラブとの契約のために、仁川(インチョン)国際空港で出国前インタビューをしたキ・ソンヨンがついに口を開いた。

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Kリーグ復帰を希望していたが、古巣のFCソウルの消極的な態度と違約金問題などで11年ぶりのKリーグ復帰を断念。その過程でキ・ソンヨンは心を痛めたようだ。

「引退する前までにKリーグ復帰するかどうかはわからない。今回の交渉で感じたのは、(韓国では)私が思っていることとは違う状況が展開されるということ。私がお金や他のことを望んでいたら、韓国に戻ろうと思うことはなかった。お金の価値よりも、ファンやクラブと共闘しながら、何かを成し遂げようすることのほうに価値を見出したいと思い、それが私には特別だったが、違ったようだ。今後、韓国に戻るかどうかわからない」

つまり、キ・ソンヨンはKリーグ復帰への思いを断念したのだ。

キ・ソンヨンは「実際、どんなチャンスが来るかわからないが、今は韓国に戻ることができないため、海外で最善を尽すしかない。今回の交渉で自分がこれからどんな道に進むべきか、明確になった部分もある」と付け加えた。

Kリーグ復帰を打診する過程で接した韓国内クラブの視線が、キ・ソンヨンの心を変えたのだ。

キ・ソンヨンは「騒きになることは望まない。訴訟も違約金の話が出たが、それが私には重要なことではなかった。私は訴訟を起こすつもりもなかった。FCソウルと円満に話し合い、Kリーグで多くの人々に良い姿を見せることだけでも良いお手本になれるはずだった」という。

キ・ソンヨン

Kリーグ復帰が頓挫したキ・ソンヨンの事例は、Kリーグでプロ生活をスタートさせ、欧州に進出した選手たちの韓国復帰が容易ではないということを示す結果となった。

キ・ソンヨンは「海外にいる選手たちが今後Kリーグに復帰するのは簡単ではないようだ。人々の期待値が高くなったため、それに見合うパフォーマンスを見せられないときには比較対象にもなる。それに、いつまでも欧州でプレーできるわけではない。年を取り、どこかの時点から (技量が)落ちるときがあるが、はたしてそのとき、Kリーグに復帰するだろうかと心配になる」と皮肉った。

引退直前ではなく、依然として技量が保たれている時期にKリーグ復帰を打診した理由も説明した。

「おそらく多くの人々は引退直前に韓国に戻るだろうと思っていたかもしれないが、私がもう少し若いとき、チームに役立つときに韓国に戻って、クラブと一緒に目標を果たしていくのが自分にとっても価値あることだと考えていた。しかし、私の考えと(クラブは)違うニュアンスだった。それが残念だった。

クラブとしては(獲得)条件が合わなかったとしても、選手の気持ちを汲んで話してくれる部分もあるはずだが、そのようなこともまったく感じられなかった。イ・チョンヨン、ク・ジャチョルらKリーグでデビューした選手たちが海外で良い姿を見せているが、(彼らが今後)どのような決定を下すかわからない。(クラブが今回の件で見せた態度や姿勢が)良い姿ではなかったので残念だ」

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