「Jリーグの勢いを止められないのか」韓国メディアが分析するACL苦戦の理由

このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年から2016年までKリーグや中国スーパーリーグの勢いに押されて、ひとつのチームも決勝に進めなかったJリーグだが、ACLで結果を残すための確実な青写真を描いてきた。

事務局レベルでは、ACLの長距離遠征に出るチームのために日程を調整して金曜日の試合を推進。

また、2016年にはDAZNと結んだインターネット中継権契約(10年間・約2100億円)をもとに、中継権料を各クラブに配分。それらはきっとACL支援金としても活用されていることだろう。

この時期を基点にJリーグの主要チームはフェルナンド・トーレス、ルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタ、トーマス・ベルマーレンなど欧州トップクラスの選手を大勢迎え入れた。外国人選手の比重が最も大きいブラジル選手の質も日増しに高くなった。

彼らはJリーグ特有のビルドアップ・サッカーとよく調和し、概して力量を発揮している。

かつてKリーグ勢は、ACLの舞台でJリーグ勢と戦うときに強い圧迫でプレッシャーをかけ、ストライカー同士の競争でも上回り、勝利を手にしてきた。

しかし、現在の状況は異なる。

現在のJリーグ勢は、Kリーグ勢の圧迫をさほど苦にしない力量が優れた選手たちが立ち並んでおり、トップレベルのゴールゲッターを多く保有している。

今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中国チームとの試合がまだ行われていないが、Jリーグ勢は2試合ずつ消化して無敗記録をマーク。各グループ1位に立っている。

特に神戸と横浜は2試合で6ゴールを決めており、ACLグループリーグに参加している32チームの中でも最多得点部門1位だ。

Kリーグはかつて「ACLのDNAがある」といわれるほど、一時はアジアを席巻した。しかし、いつの間にか挑戦者の立場に置かれている。

確実に上昇ムードに乗ったJリーグとの競争で遅れを取れば、今年もアジア制覇の夢は遠のくしかない。

前へ

2 / 2

次へ

RELATION関連記事

PHOTO写真

TOPIC「Netflix韓流トリオ」特集