日本女子ツアーに挑戦するハン・スンジ(26)が、ゴルフ製品メーカーのVolvikと手を握る。
Volvikが日本女子ツアーで活動する韓国人選手を後援することは、ハン・スンジが唯一だ。
ハン・スンジは「韓国では成し遂げられなかった夢をVolvikとともに、日本の舞台で叶えたい」と強調した。
また「過去5年間、シードがなくて大変だった。長く苦しんだ時期を終え、日本で活動する貴重な機会を得て嬉しい。プロ9年目だが、日本女子ツアーに初めて進出するだけに新人王に挑戦する」と抱負を表わした。
1993年12月15日生まれのハン・スンジは、紆余曲折を多く経験した女子プロゴルファーだ。
2011年の韓国女子ツアー・シード戦で26位とした彼女は、2012年に正規ツアーにデビューした。しかし1シーズンでシード権を失ってしまう。2013年に再度シード戦に挑戦して25位とした彼女は、トップ10入りを3回するなど活躍を見せた。
それでも2014年の賞金ランキングでは73位に後退し、再びシードを失った。2015年から2019年までは正規ツアーに復帰した。
活動する舞台を日本に定めたハン・スンジは、2017年から日本女子ツアーを目指し、ようやく正会員入会と上半期シードを獲得した。
昨年、ステップ・アップ・ツアー(日本 2部ツアー)で賞金ランキング6位(約9800万円)とし、10回のトップ10入りも果たした。特に平均ストローク72.13(5位)と安定感も増した。
クォリファイングトーナメント(QT)では14位とし、日本女子ツアーに出場する資格を得た。
2020年シーズンの日本女子ツアーは、3月5日に沖縄で行われる「第33回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で開幕する。
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