久保建英への人種差別も…韓国メディアがデレ・アリの東洋人差別行為を糾弾

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現在、ソン・フンミン(27・トッテナム)の同僚デレ・アリ(23)の行為が問題視されている。

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2月9日、デレ・アリはSNS上にイギリスのヒースロー空港で東洋人とみられる男性を隠し撮りした動画を投稿した。動画内のキャプションには「僕を捕まえるなら、ウイルスはもっと早く動かないといけないね」と記されていた。

明らかな人種差別ともとれる行為にすぐさま批判が飛ぶやいなや、デレ・アリは「このような動画を上げたことを後悔している。誰かが傷つくことを把握し、すぐに削除した。意図せぬ行為によって傷ついた方たちに心から謝罪する」と釈明した。

デレ・アリの行為について報じる『スポーツソウル』電子版

とはいえ、批判はすぐ収まるわけではないだろう。本紙『スポーツソウル』のチョン・ダウォ記者は、デレ・アリが韓国代表ソン・フンミンと同僚であることにも言及している。

同記者は「デレ・アリはトッテナムで同僚のソン・フンミンととても仲が良いだけに、サッカーファンの間では失望感がさらに大きい。最近のヨーロッパでは、新型コロナウイルス感染症の影響で多くの東洋人が人種差別を受けている。ソン・フンミンもやはりオンライン上で同様の扱いを受けている」と述べた。

久保建英にはコーチが差別行為?

加えて、スペインのマジョルカでプレーする久保建英(18)が受けた、人種差別とも取れる行為にも触れた。

久保は2月9日のリーガ・エスパニョーラ第23節エスパニョール戦で後半22分から途中出場した。その際、交代の直前にマジョルカのコーチが久保を呼ぶ際に“つり目ポーズ”を取った行為がカメラに抜かれた。

マジョルカのコーチの行為について報じる『スポーツソウル』電子版

名前を読んだり番号を表したりするのではなく、東洋人を卑下する行為を何気なく行ったことに、チョン・ダウォ記者は「(久保への)加害者が所属チームのコーチであるのが驚きだ」と述べた。

この人差し指を目じりに押し当てる“つり目ポーズ”は典型的な人種差別行為に該当する。マジョルカのコーチは自身が指導する選手に向かって取った非常識な行動によって、やはり多方面から批判を受けている。

各地で人種差別行為が止まない欧州サッカー界。今後、改善の兆しはみられるのだろうか。

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