19年ぶりに変更された韓国サッカーの新エンブレム。否定的な意見の解消が課題か

2020年02月07日 サッカー
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「好き嫌い」という評価は、課題として残った。

韓国サッカー協会は2月5日、ソウルのKTオレスクエアドリームホールで新エンブレムを含む、新たなブランド・アイデンティティ(BI)を発表した。

【画像】韓国代表の新ユニホームに「白虎ではなくシマウマ?」の声

既存のエンブレムは2001年に2002年日韓W杯の勝利を願って作られ、以降19年間も使用されてきた。19年ぶりに新たに登場した新エンブレムは、韓国サッカー協会と韓国代表の“虎”のイメージを前面に掲げながらも、シンプルなデザインとなった。

エンブレムのデザインを担当したsamパートナーズのカン・ジュヒョン理事は、「象徴としての本質を強調した。共感サッカー、単純なスポーツ以上、一段階前進するという意味を込めた」と話した。

そして「私たちだけの新しい虎を作ろうとした。競技場を支配する太極戦士を意味するために、サッカースタジアムを背景に置いた。六角形はさまざまな戦略を用いる代表チームという意味を込めた」と、新エンブレムに込められた意味を説明した。

19年ぶりの変化だが、新エンブレムが事前に流出する騒動もあった。

2月5日、新たに発表された韓国サッカー協会のエンブレム

韓国サッカー協会のイ・ジョンソプ広報マーケティング室長は、「一部のユニホームを新たに作成する作業の過程で流出した。機密として進めたが、(流出したことを)ファンに申し訳なく思っている」と頭を下げた。

公開後、新エンブレムのデザインについて“好き嫌い”の評価が分かれた。新鮮だという評価もあったが、否定的な意見も多数存在した。

イ室長は、これまでの進行状況を詳細に明かし、正面から問題解決を図ると宣言した。

彼は「3年前から設問調査を行い、専門家のアドバイスも受けた。最初は見慣れなかったが、繰り返し見ていると馴染んだ。慣れに関しては、時間がかかると考えている。ただ慣れ・不慣れと、好き・嫌いは別の問題だと思う。変化の意志を込めただけに、ファンの方々の声援と応援をお願いする」と、重ねて強調した。

韓国サッカー協会は今後、統一されたブランドの構築に乗り出す予定だ。

イ室長は、「SNSを含む媒体を動員して露出を最大化させようと考えている。どんな内容を込めるかも重要だ。関心を呼ぶイベントのプロモーションを行う予定だ」と述べた。

2月6日には新ユニホームも公開された。イ室長は「従来とは異なり、エンブレムが取り付けられたユニホームが生産される。競技力にも肯定的な影響を与えることができる」と述べた。

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