ミケルはシーズン後半から蔚山に入り、チームの飛躍の原動力となったMFだ。彼はレンタル移籍で、契約は来年の夏までとなっている。しかし韓国に来る前に所属していたスウェーデンのIFKヨーテボリが、ミケルの完全移籍を推進していることがわかった。
蔚山のキム・ヒョンヒ事務局長は「私たちもミケルの完全移籍を検討している。ヨーテボリが提案した水準は、Kリーグのチームでも十分に競争できる。もちろん選手本人の意思が最も重要だ」と述べた。
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仁川ユナイテッドのエルアス・アギラール(Elias Aguilar)に対しても、海外の複数のクラブが関心を見せている。アギラールもミケルと同じレンタルの選手。アギラールが残留を希望すれば、仁川も完全移籍の意思があるため来季への道は開いている。ただアギラールの所属クラブである、コスタリカのCSエレディアーノの選択次第という変数が残っている。移籍金の競争になれば、エレディアーノがより高く評価するクラブにアギラールを送ろうとするのは明らかだろう。
今年もKリーグを賑わせたスター選手を手離す冬になるのか、注目だ。