19年ぶりに変更された韓国サッカーの新エンブレム、込められた意味とは?

2020年02月05日 サッカー
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韓国サッカー協会(KFA)が新しいエンブレムを公開した。

KFAは2月5日午前、KTオレスクエアドリームホールでエンブレムを含む、新たなブランド・アイデンティティ(BI)を発表した。

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新たに公開されたエンブレムは、KFAとサッカー韓国代表の象徴である虎の顔を前面に打ち出した。

虎の全身が描かれていた従来のエンブレムとは異なり、韓国サッカーを象徴する勇敢な白虎の鋭い目つきと柄を反映する画期的な変化を追求した。

「フォワードアロー」(Forward Arrow)と通称されているデザインモチーフを通じて、KFAと代表チームが追求する「恐れのない前進」(Moving Forward)という重要な価値を表現した。

エンブレムの正方形のフレームはピッチを、白虎の顔の形はサッカーの主要フォーメーションを形象化した。これまでのエンブレムの複雑な模様や文字を排除して、現代のトレンドに合わせてシンプルさを追求した。

同時に、力のある目つきと鋭いライン処理を駆使して先進性も加えた。

旧エンブレム(左)と新エンブレム

メインエンブレムには、韓国を象徴するカラーであるレッド、ブルー、ブラック、ホワイトを使用し、赤と青の色彩を調節して現代美を加えた。それぞれのカラーは原動力、勇猛さ、チャレンジ精神、信頼とフェアプレーを象徴したという。

BIが持つ重要な価値の象徴という点を考慮して、専用フォント「KFAゴシック」も同時に開発した。

今回初めて開発されたこの専用フォントは、新エンブレムの造形的特徴を考慮して現代美と力強さが感じられるように、文字幅を狭くした。鋭さとスピード感を出すために縦と横の間の比率を上げ、文字の右側を斜線処理してエンブレム内の白虎の顔と、デザインモチーフである「フォワードアロー」の類似性を追求した。

その他にもKFAは、放送制作や各種制作物などに活用されるブランドのアプリケーションを開発し、統一されたBI構築に乗り出す。デザインとグラフィックの統一された活用を通じて、しっかりとブランド価値を作っていく計画だ。

KFAのチョン・モンギュ会長は「今回新たに発表されたエンブレムに含めたブランド・アイデンティティは、既存の姿から脱皮し、挑戦と変化を求める協会の意志を反映した」とし、「新しいエンブレムを通じて“恐れない前進”という協会全職員の覚悟がサッカーファンに届くことを願う」と述べた。

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