韓国フィギュアスケートの看板選手であるチャ・ジュンファン(18)とユ・ヨン(15)が、来る2月6日から4日間、ソウルで行われる国際スケート連盟(ISU)四大陸フィギュアスケート選手権に出場する。
四大陸選手権は1999年から開かれている。アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカの代表選手たちがし烈な競争を繰り広げるメジャー級の大会となった。
今回、ホームで開かれる四大陸選手権でチャ・ジュンファンやユ・ヨンなど、韓国選手が韓国フィギュア史上2度目となるメダル獲得に乗り出す。
韓国は2009年の同選手権の女子シングルで、キム・ヨナ(引退)が金メダルを獲得したことが唯一の入賞記録だ。次世代の韓国選手が11年ぶりにメダルに挑戦する。
男子シングル部門ではチャ・ジュンファンをはじめ、イ・ジュンヒョン、ピョン・セジョンが出場する。メダルを狙うチャ・ジュンファンは、昨シーズンの主な武器であった4回転サルコウを完璧に実行できず、ISUグランプリファイナル進出に失敗した。
それでも1月の韓国内総合選手権大会で4回転ジャンプを成功させ、再び自信を取り戻した状態だ。
男子シングルの優勝は、日本の羽生結弦が有力視されている。
羽生結弦は2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪でオリンピック連覇を果たした。2019年10月にカナダで開催されたISUグランプリ2次大会でも322.59点の個人最高点を記録し、圧倒的な実力を披露した。
羽生はオリンピック、世界選手権大会、グランプリファイナルで優勝経験があるが、まだ四大陸選手権の金メダルを手にしたことはない。それだけに今回の四大陸選手権で優勝にかける思いは強い。
女子シングルではユ・ヨンをはじめ、イム・ウンス、キム・イェリムがメダルに挑戦する。韓国選手のなかでは、ユ・ヨンが最有力だ。
3人の韓国選手のなかで唯一、トリプルアクセルを駆使し、世界にチャレンジできる選手に成長した。ユ・ヨンは1月、スイスで開かれた冬季ユース五輪で韓国選手として初めて優勝し、素晴らしいコンディションを見せている。
ユ・ヨンの最大のライバルは、日本の紀平梨花だ。彼女もトリプルアクセルを武器としており、アジアトップクラスとの評価を受けている。
今回の四大陸選手権では羽生や紀平など日本選手の演技を見るために、多くの日本ファンが木洞(モクトン)アイスリンクを訪れる見込みだ。
韓国スケート連盟の関係者は「日本のフィギュアファンがチケットを購入し、入場券が早々に売り切れた」と述べた。
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