韓国の20歳チョン・ウヨンが“古巣”バイエルン・ミュンヘンに戻れた理由

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チョン・ウヨン(20)が“古巣”に戻ったのは、バイエルン・ミュンヘンが強く望んだからだ。

2018年にバイエルンに入団したチョン・ウヨンは、2018-2019シーズンにチャンピオンズリーグとブンデスリーガでデビューを果たした。

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バイエルンの有望株として評価された彼は当時、ドイツ4部リーグ所属だったバイエルン2軍の3部リーグ昇格に貢献した。チョン・ウヨンは当時、29試合で13ゴールを決めている。

しかし、そうそうたる競争相手が揃うバイエルンのトップチームで、彼が試合出場の機会をつかむことは容易ではなかった。チョン・ウヨンは出場機会を得るために2019年6月、フライブルクへと移籍した。

ただチョン・ウヨンの期待とは異なり、フライブルクでも彼は試合に出ることができなかった。昨年夏のプレシーズン初戦でゴールを記録したが、最終的にフライブルクでは1試合も出場することができなかった。

チョン・ウヨンは1月29日、古巣バイエルンへ6カ月のレンタル移籍を断行した。彼が古巣に帰ることができたのは、バイエルンが着実にチョン・ウヨンに関心を持っていたからだ。

バイエルンの高い関心

チョン・ウヨンが6カ月後にバイエルンを去るときも、バイエルンは再び彼を迎え入れることができる「買い戻し条項」を含めた。バイエルンはフライブルクにスカウトを派遣し、チョン・ウヨンを観察したりもした。いつでも必要に応じて、再加入させるという意志だろう。

(写真=バイエルン・ミュンヘン公式サイト)チョン・ウヨン

海外サッカー事情に明るい関係者は、「バイエルンはチョン・ウヨンが移籍した後、若手選手たちを加入させたが、すべてが期待以下だった」とし、「結局チョン・ウヨンしか人材がいないため、再び獲得した」と説明した。

バイエルンに戻ったチョン・ウヨンは、現在2軍でプレーしている。移籍前、主にプレーしたチームなので、チョン・ウヨンには適応の時間も必要ない。バイエルンは成績不振の2軍チームの順位を上げながら、チョン・ウヨンの競技力を引き上げる計画だ。

先立ってチョン・ウヨンの関連ニュースを耳打ちした関係者は、「現在2軍でプレーしているが、3~4月頃にトップチームで起用する考えだと言っていた」と明かした。

チョン・ウヨンは2020東京五輪の予選を兼ねたアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権に出場したが、目立った活躍を見せることはできなかった。所属チームでしっかり試合を消化していなかったため、成長が遅い部分もあった。

しかし古巣に戻っただけに、彼が再び発展を遂げることができると期待される。来る7月に開かれる東京五輪を控えて、チョン・ウヨンが実力を磨くことができるか注目される。

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