韓国プロ野球の“ホームラン王”パク・ビョンホ(33、キウム・ヒーローズ)が、2020シーズンの年俸を20億ウォンで契約した。
日本円で、およそ2億円だ。
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キウム・ヒーローズは2020シーズンの年俸契約対象者45人との交渉を終え、1月21日にその内容を公開した。
1億ウォン(約1000万円)台の年俸選手は計10人(投手4人、野手6人)。そのうちの最高額は、やはりパク・ビョンホとなった。
2019シーズン年俸15億ウォン(約1億5000万円)だったパク・ビョンホは、今季は20億ウォンで契約し、チーム内最高年俸を記録した。5億ウォン(約5000万円)アップは、球団史上最高の値上げだ。
パク・ビョンホは2019シーズン、122試合に出場し、打率0.280、本塁打33本、98打点を記録。ホームランはリーグ1位だった。
ジェイミー・ロマックとチェ・ジョン(いずれも29本、SKワイバーンズ)の追撃を退け、ジェリー・サンズ(28本、キウム)、メル・ロハス・ジュニア(24本、KTウィズ)、ダリン・ラフ(22、サムスン・ライオンズ)など、外国人選手たちが立ちはだかるホームラン王争いで、韓国人選手としてのプライドを守った。
2012年から2015年まで4年連続でホームラン王となったパク・ビョンホは、メジャーリーグから復帰後の2年目のシーズンで、個人通算5回目となるホームラン王に輝いた。
2019シーズンは試合で使われる公認球が変更され、長打やホームランが出づらい状況が生じていた。だからこそホームラン王の意味は大きかった。
今回契約された年俸20億ウォンという金額は、韓国プロ野球全体で見ても屈指の上位だ。
2019年シーズンの年俸トップ5は、元ソフトバンクのイ・デホ(25億ウォン=約2億5000万円、ロッテ・ジャイアンツ)を筆頭に、ヤン・ヒョンジョン(23億ウォン=約2億3000万円、KIAタイガース)、ヤン・ウィジ(20億ウォン=約2億円、NCダイノス)、キム・グァンヒョン(15億ウォン=約1億5000万円、SK)、パク・ビョンホ(15億ウォン=約1億5000万円)の順だった。
2020シーズンの契約で年俸を大幅に引き上げたパク・ビョンホは、年俸ランキング3位にまで上がった。フリーエージェント(FA)の資格を行使しなかった選手に範囲を狭めてみると、年俸20億ウォンを超えたのはパク・ビョンホが唯一だ。
前年に比べて上昇した金額を見ると、歴代10位タイの金額となる。1位はヤン・ウィジの14億ウォン(約1億4000万円)だ。ただ10位タイのキム・グァンヒョン(5億ウォン=約5000万円)まで名前をあげた選手10人は、いずれもFA契約によって年俸を大幅に上げた。
FAではない契約としては、パク・ビョンホの5億ウォンアップは歴代最高値といえる。
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