長身FWのオ・セフン(21・尚州尚武)が誕生日を祝うマルチゴールで、U-23韓国代表の3連勝を導いた。
キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表は1月15日(日本時間)、タイで行われたアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権のグループC第3戦でウズベキスタンと対戦し、2-1の勝利を収めた。
これでグループリーグ3連勝を達成し、C組1位となった韓国は、1月19日19時15分にグループD 2位のチームと準々決勝を行う。
1月16日にグループ最終戦を行うD組は、1位アラブ首長国連邦(UAE、勝ち点4)、2位ヨルダン(勝ち点4)、3位ベトナム(勝ち点2)が8強進出を争っている。
キム監督はこの試合で、第2戦(イラン)のベスト11のうち、半数を超える6人を変えるローテーションを稼働した。グループリーグ2連勝ですでに8強進出を決めていた韓国は、ウズベキスタン戦で決勝トーナメントに備えたかたちだ。
第1戦の中国に次いで、ワントップとして出場したオ・セフンは前半、“幸運”のゴールを記録した。前半5分、チョン・スンウォンが放ったミドルシュートがオ・セフンの右肩に当たり、ボールの軌道が変化しながらゴールネットを揺らした。
得点直後はチョン・スンウォンのゴールと思われたが、最後に触れたオ・セフンの得点と記録された。試合当日が誕生日だったオ・セフンにとって、祝福されたようなラッキーなゴールだった。
勢いに乗りたい韓国だったが、前半21分、右サイドからのクロスに合わせたウズベキスタンのFWアブドゥホリコフに同点ゴールを奪われた。
そんな韓国を救ったのが、オ・セフンだ。後半26分、アーク正面からイ・ドンジュンのパスを受けると、相手DFを背負いながら方向転換し、左足シュートでゴールに突き刺した。タイミングを外したシュートは、ウズベキスタンDF陣を凍りつかせた。
オ・セフンはマルチゴールを記録し、イラン戦でゴールを決めたチョ・ギュソンとのワントップ争いで優位に立った。第1戦の中国戦で先発出場しながら不振な姿を見せていたが、そのイメージをウズベキスタン戦で完全に払拭した。
U-23韓国代表のワントップ候補であるオ・セフンとチョ・ギュソンは、グループリーグでともに得点を記録した。8強トーナメントを控えたU-23韓国代表にとって、心強い限りだろう。
オリンピック出場権を獲得するためには、3位以上の成績が必要だ。
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