米国女子ツアー新人王、イ・ジョンウン6が東京五輪へ意気込む「2020年は自分の年に」

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“ホット・シックス”ことイ・ジョンウン6が、2020年の目標を立てた。1996年生まれの彼女は、米国女子ツアーデビュー2年目の今年を“自分の年”にしたいと意気込んでいる。

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2019年に米国女子ツアーデビューしたイ・ジョンウン6は、全米女子オープン優勝で“メジャークイーン”に一挙台頭すると、25大会中23大会も予選を通過し、新人王の栄誉も手にした。

イ・ジョンウン6は「ゴルフを楽しめたのが良かった」と、満足に終わったデビューシーズンを評価した。

韓国に帰国後、イ・ジョンウン6は知人を招いてパーティを開催するなどオフを楽しんだ。だが、休息も束の間、すぐに強度の高いトレーニングを開始した。オリンピックで金メダルを獲得するためには、1秒たりとも無駄にはできないからだ。

全米女子オープン優勝トロフィーを掲げるイ・ジョンウン6

イ・ジョンウン6は「ルーキーイヤーでは後半戦に入って体力の低下を感じた。コンディショニングにしっかり取り組まなければならない」と、“地の果ての村”として有名な海南(ヘナム)で筋力トレーニングに取り組む理由を語った。

ゴルフは持久力や柔軟性、瞬発力などすべてが要求される競技であり、基礎体力がなければ1シーズンをこなすことができない。長距離移動や時差など、韓国女子ツアー(KLPGA)時代とは異なる環境であることを考慮すれば、より強靭な体力が要求される。

体力強化後はショット感覚を矯正し、2月6日から始まるビッグオープンからの再び長いシーズンに備える。

パク・ソンヒョン、キム・セヨンに次いで世界ランキング7位の彼女は、現状でも東京五輪出場権を得られる立場にある。東京五輪の女子ゴルフ競技では世界ランキング15位以内に出場権が自動的に与えられるが、各国からは出場できるのは最大4人までだ。選手としては、より上の順位で出場資格を得たいというプロのプライドがあるだろう。

(写真提供=LPGA)イ・ジョンウン6

イ・ジョンウン6は「昨シーズン序盤はオリンピック出場を考えてもいなかった。それは、オリンピックを意識すると、平常心を失ってしまうと憂慮したから。でも良い結果でシーズンを終えたので、オリンピックに挑戦したい意欲が生まれた。金メダル獲得がどれだけ栄誉かを想像しただけで、もう心臓がドキドキする」と笑った。

洗練されたショット感覚を持つイ・ジョンウン6は、自らを「生まれつきの天才とは思わない。私のゴルフの8割は努力によって作られている」と謙遜した。

しかし、自分を“努力型”と明かしながらも、強者がそろう米国女子ツアーを楽しむ余裕のある彼女に並ぶメンタリティを持つ選手は、はたして他にいるのだろうか。

2020年を真に自分の年にするという決心を本当に実現できるか。“ホット・シックス”の一打一打に期待が高まる。

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