元祖・美人姉妹も5年ぶり復帰の韓国。女子バレー東京五輪出場権を手にするのはどこか

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2019年2月、韓国女子バレー史上初の外国人監督としてイタリア出身のステファーノ・ラバリニ監督を招聘したが、8月にロシアで行われた東京五輪・大陸間予選では最終戦でロシアに競り負けて出場切符を逃してしまった。

そのため東京五輪への出場切符を手にするためには、アジア予選を1位で通過するしかない。韓国は2019年12月19日から国内Vリーグを一時中断し、代表選手たちを招集して強化合宿を行ってきた。

ただ、ラバリニ監督はイタリアのブスト・アルシーツィオのコーチも兼任している関係で、チームに合流したのは12月28日。そこから急ピッチでチームを仕上げて、1月5日にはタイに向けて出国し、決戦に備えてきた。

女子バレー韓国代表のエース、キム・ヨンギョン

そうして迎えた1月7日の初戦は快勝。世界ランキング117位のインドネシアに、セットカウント3-0(25-18、25-10、25-9)で勝利し、幸先の良いスタートを切った。

さらに1月8日のイラン(世界ランキング39位)戦も、セットカウント3-0(25-15、25-9、25-19)で勝利して2連勝。1月9日のカザフスタン(23位)戦を前に、早々とグループリーグ突破を決めた。

最大のライバルはタイ

そんな韓国の最大のライバルとなりそうなのが、開催国のタイだ。世界ランキング14位のタイとは、準決勝か決勝で対戦する可能性が高いが、韓国は近年、タイに苦戦してきた。

2018年アジア大会では準決勝ではセットカウント1-3で敗れ、2019年のネーションズリーグでもセットカウント1-3で敗れているのだ。

2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪と2大会連続でオリンピック出場を果たしている韓国だが、鬼門タイを下さなければ東京五輪のコートに立つことはできない。

はたしてアジア予選を勝ち抜いて東京五輪の出場切符を手にするのは韓国か、タイか、はたまた第三の存在か。

日本が開催国枠で、中国(世界ランキング1位)が大陸間予選で五輪出場を決めているなか、アジアから東京五輪に名乗りを上げるチームはどこか。注目しておきたい。

(文=慎 武宏)

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