プロモーション期間が足りなかったという点が最大の弱点とされる状況で、彼に興味を示した球団があることは希望の青信号だ。
2018年は打率0.334、44本塁打、133打点でKBOリーグMVPに輝いた。今季は公認球の反発力が下方修正されて、打率が0.283、15本塁打91打点まで下がったが、KBOリーグを代表する打者という点は変わらない。
もう一つ、キム・ジェファンにとっては好材料が出てきた。ポスティングでのMLB挑戦を宣言していた日本の内野手・菊池涼介(広島)が挑戦中止を宣言した。
菊池はマツダスタジアムで広島残留を宣言した。2020年1月3日午前7時までがポスティングの締め切り期限だったが、これといったニュースが聞こえないこともあって所属チーム残留を選んだ。
「市場が思うように動かなかった。代理人交渉問題など、さまざまな理由があった」とし「この状況を続けてはならないと判断した。 挑戦を助けた球団に残りたいという意思を伝えるのが正しいと決めた」と残留理由を明らかにした。
一部では、菊池のMLB断念こそがキム・ジェファンの歩む道だという評価もある。プロモーション期間が短かったこと、MLB球団が把握する情報が多くないことなどがその理由だ。
異なる点は、2人の「活用度」だ。キム・ジェファンは大砲型の打者であるが、菊池は守備力に優れた2塁手。今シーズン138試合に出場し、打率0.261、13本塁打、48打点、14盗塁を記録した。7年連連続で二塁手部門ゴールデングローブも受賞した。
しかし、打撃面が目立たず、MLBへのセールスが難しかったという評価だ。菊池より打撃が強いキム・ジェファンにまだ希望があるとされる理由だ。