韓国の文化体育観光部(部は日本の省に相当)と大韓体育会が合同で、カーリング女子の問題に対して特定監査を実施する。
大韓体育会は、指導者たちから不当な扱いを受けたと主張する元カーリング女子韓国代表選手たち(「チーム・キム」)の要請状を11月8日に受け付け、文化体育観光部と合同で特定監査を実施する予定だと11月9日に発表した。
文化体育観光部と大韓体育会は、要請状に書かれた内容をもとに選手の人権保護、トレーニング管理などに問題がなかったか調査し、不正会計や選手褒賞金の着服などすべての真相を徹底的に究明すると発表した。
もし問題が発覚した場合は、検察への告発など強力な措置をとる予定だと付け加えた。
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去る2月の平昌五輪で韓国カーリング史上、初のメダルとなる銀メダルを獲得した慶北体育会女子カーリング代表(キム・ウンジョン、キム・ヨンミ、キム・ギョンエ、キム・ソニョン、キム・チョヒ)「チーム・キム」は、チームの指導者から不当な処遇を受けてきたと大韓体育会イ・ギフン会長に要請状を送っていた。
彼女たちは、キム・ギョンドゥ前大韓カーリング協議連盟副会長と、キム・ミンジョン、チャン・バンソク慶北体育会カーリング監督の指導のもとで銀メダルを獲得したが、いつからか3人の指導者から「私的な目標」で利用される状況が発生して、苦痛を受けたと主張していた。
その主張に対してチャン・バンソク監督は11月9日、選手たちと同意の上でキム・ギョンドゥ(慶北体育会)の名義で通帳を作り、その通帳で賞金や大会参加費を最大限に透明化して管理したと反論。報奨金をまともにもらえなかったという選手たちの主張に反論した。
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