東京五輪予選に臨むU-23韓国代表の“最後のピース”は誰?関係者が明かす

2019年12月25日 サッカー #イ・ガンイン
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“ゴールデンボーイ”ことイ・ガンイン(18・バレンシア)が、オリンピック予選出場を待ちわびている。

12月24日、キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表は、1月にタイで行われるAFC(アジアサッカー連盟)U-23選手権(兼2020年東京五輪予選)に出場するメンバー22人を発表した。

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目を引くのは、最終エントリー上限が23人であるのに対し、今回22人しか発表されなかったことだ。これについて、韓国サッカー協会は「海外リーグ所属選手の代表招集受け入れ状況によって、最終的に決定する予定だ」と説明した。

複数の関係者によれば、ここで協会のいう海外リーグ所属選手とはイ・ガンインのことだという。

先月、キム監督は協会のホン・ミョンボ専務理事とともに欧州を訪問し、イ・ガンインが所属するバレンシアとペク・スンホが所属するダルムシュタットを訪れ、U-23選手権への参加を要請した。

U-23選手権はオリンピック予選も兼ねており、重要な大会だ。しかし、FIFA指定の代表招集義務のある大会には該当しないため、各選手の所属するクラブの許可が必要となる。

イ・ガンイン

協議の結果、バレンシアはイ・ガンインの代表招集にポジティブな反応を示したという。バレンシアはイ・ガンインの強い意志に応じ、協力的な姿勢を見せた。

U-23選手権はオリンピック本戦出場と直接関連しており、オリンピックがイ・ガンインの未来に大きな影響を与えうる大会であると考え、戦力の離脱を考慮しても代表招集に応じる意向があるという。

懸念はイ・ガンインの負傷

しかし、まだ決まりではない。懸念はイ・ガンインの負傷の状態だ。

イ・ガンインは先月に太ももを負傷して戦列から離れており、ソウルでリハビリに励んでいる。イ・ガンインが怪我を負っているだけに、バレンシア側としては長期の代表招集が負担になると考えるだろう。

とある関係者は「ポジティブなやり取りがあったとはいえ、負傷を考慮するバレンシアは快く答えを出せずにいるようだ。数日経てば答えは出るはずだ」と明かした。

協会は12月29日までに、U-23選手権に出場するメンバーの最終エントリーをAFCに提出しなければならない。時間は多く残されているとはいえない。

仮にバレンシアが期間内に答えを出さなかった場合、キム監督は予備名簿から1人選びエントリーに追加する。

ペク・スンホは招集困難

一方のダルムシュタットとは、代表招集に関する議論が円滑に進まなかったようだ。

ペク・スンホ

関係者は「ダルムシュタットはU-23選手権のグループステージでプレーし、決勝トーナメント進出が決まればクラブに復帰させてほしいなど、一部日程のみの消化を望んでいる」と、ペク・スンホの代表招集に難色を示した。

ペク・スンホは現在、ダルムシュタットの中盤で主軸の活躍を披露している。代表招集がたやすく実現することは厳しいだろう。

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