しかし、日本プロ野球は常にKBOリーグで活躍した外国人選手に関心を示しているが、実際の契約まで至るケースは多くない。
それだけにサンズのその立場としては日本行きを暗示して「二股掛け」をかけつつ、自身の年俸の引き上げ戦略をしていると見ることもできる。
キウムのキム・チヒョン団長は、「すでに引き上げられた年俸を提示したが、答えはない。再契約をするなら、メディカルチェックを受けなければならない。しかし、そこで膝の異常が見つかれば、我々は外国人打者の獲得作業を新たにしなければならない。それだけに今の状況はもどかしい」とし、万一の事態に備えた腹案も準備中だ。
つまり、キウムがサンズの膝の痛みの状態が慢性だと判明すれば、再契約を放棄することもありうるというわけだ。
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以上が11月28日時点でのサンズの状況である。
はたしてサンズの右膝の状態はどうなのか。阪神ファンにとっては気になるところだろう。