キム・ミンジェ(23・北京国安)が完璧なパフォーマンスで中国を沈没させた。
サッカー韓国代表DFキム・ミンジェは12月15日、釜山(プサン)で行われた中国との東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1サッカー選手権・第2戦で決勝ゴールを決め、チームを1-0の勝利に導いた。
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ゴールを決めただけではなく、鉄壁の守備で完封勝利においても決定的な役割をした。疑う余地のない、この日の勝利の立役者だった。
これで韓国は台湾に続いて連勝をおさめ、12月18日の日本戦が事実上の決勝戦となった。
キム・ミンジェは前半13分、チュ・セジョンの左CKを絶妙なヘディングシュートでゴールに沈めた。素早い動きと正確なヘディングによって生まれたゴールだった。
キム・ミンジェがAマッチでゴールを決めたのは、去る1月のアジアカップの中国戦以来11カ月ぶりだ。アジアカップでキム・ミンジェは、キルギス戦と中国戦で得点に成功した。そのときも今回と同様に、セットプレーからの得点でチームの勝利に貢献した。
キム・ミンジェは試合前日、「ディフェンダーだがゴールを決めたい。今年1月以来、代表チームと所属チームでゴールを決めていない」と話していたが、中国戦では見事に得点をあげた。
キム・ミンジェは「質の良いパスが来てヘディングを上手くできた。セットプレーでは、クロスを上げる人のボールが8割だ。(チュ・)セジョン先輩の上げたクロスに、僕は頭を合わせただけ。正直、ゴールを入れられるとは思わなかったが、約束を果たすことができて気分がいい」と、感想を話した。
キム・ミンジェは“本業”である守備でも満点の活躍をした。
強力なフィジカルとスピード、1対1での強さを見せつけ、中国FWをシャットアウトした。また、もうひとつの利点であるビルドアップでも頭角を表わし、攻撃の始発点の役割を果たした。
まさに欠点のない“中国キラー”の姿だった。キム・ミンジェは「中国に申し訳ないとは思わない。勝利して、うれしいだけだ」と満足感を表わした。
キム・ミンジェは事実上の決勝戦となる日本との対戦を控えて、勝利への意欲を隠さなかった。
日本は短いパスをつないでゲームを主導するアグレッシブなスタイルであるため、キム・ミンジェの役割がさらに重要となる。
キム・ミンジェは「日本は調和がとれたパスプレーを好む。まともに飛びかかってはならない。ディフェンダーが失点せず、攻撃陣が得点してくれれば、日本に勝って優勝できるだろう。日本は必ず勝たなければならない相手だ。必ず勝利する」と覚悟を表わした。
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