“12月の男”らしい活躍だ。ソン・フンミン(27・トッテナム)が攻撃ポイント(ゴール+アシスト)の量産に向けて始動した。
ソン・フンミンは12月8日(日本時間)、英ロンドンで行われた2019-2020プレミアリーグ第16節のバーンリー戦で、70m以上を独走する幻想的なゴールを作り出した。
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12月の初ゴールを記録したソン・フンミンは、12月に強い印象を再び思い出させた。今回の得点で今季10ゴール目をあげ、4シーズン連続で二桁得点も達成した。
これまでソン・フンミンは、毎シーズン12月に大活躍してきた。
例えば2017-2018シーズンは、12月の4試合で4ゴール3アシストを記録。同シーズンのリーグ攻撃ポイント(12ゴール6アシスト)の38%を12月に記録したことになる。また2018-2019シーズンは、全体の攻撃ポイント(12ゴール6アシスト)のなんと50%に達する6ゴール3アシストを12月に記録し、トッテナムのエースに浮上した。
昨年12月のトッテナムは、ソン・フンミンがゴールを決めた6試合で、いずれも勝利を飾った。特にエバートン戦とボーンマス戦では2試合連続のマルチゴールを決め、ストライカーとしての才能を遺憾なく発揮した。12月に入ると調子を引き上げるソン・フンミンに対して、英メディアが「“ソン”タクロース」というニックネームを付けたほどだ。
ソン・フンミンは今シーズンも12月に入って、活躍を続けている。
12月に出場した3試合で、すでに4つの攻撃ポイント(1ゴール3アシスト)を記録。1試合当たり1以上の攻撃ポイントをあげている。
去る12月5日のマンチェスター・ユナイテッド戦こそ沈黙したが、ボーンマス戦で2アシスト、今回のバーンリー戦で1ゴール1アシストだ。12月に記録した攻撃ポイントは、全体(5ゴール7アシスト)の33%を占めている。さらに楽しみことに、トッテナムは12月にまだ4試合を残している。
トッテナムは12月12日にバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)とUEFAチャンピオンズリーグ第6節を控えているが、ソン・フンミンには休息が与えられる可能性が高い。すでにトッテナムがチャンピオンズリーグ16強進出を決めた状況だからだ。
ジョゼ・モウリーニョ監督も「結果に対するリスクもあるが、ユース選手たちには非常に重要な機会になるだろう」と、ベストメンバーで臨まない可能性について言及した。
ソン・フンミンはモウリーニョ監督就任後、5試合連続で先発出場している。さらにボーンマス戦を除けば、すべてのフルタイムで出場した。休みなしに走ってきたソン・フンミンがじっくりと休息すれば、昨シーズンの12月を上回る活躍も十分に期待できるはずだ。
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