韓国プロサッカー連盟がKリーグでプレーする選手の引退後のビジョン設計をサポートする。
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12月9日から10日にかけて、ソウルで「Kリーグアカデミー引退選手教育課程」が行われる。
大多数のサッカー選手は、一般人よりも早い年齢で引退を決意する。しかし監督やコーチといった現場での仕事は限定的だ。多くの引退選手たちは現場以外の関連分野や、まったく新しい分野でセカンドキャリアを開拓しなければならない。
現役時代から接することのできる将来の進路がサッカーの現場に限定されていることもあり、選手たちが多様な分野で新しい夢を探せるようにと、韓国プロサッカー連盟がサポートに乗り出した。
「引退選手教育課程」は、現在13の課程によって運営されている「Kリーグアカデミー」の1部分だ。
「Kリーグアカデミー」とは、サッカー産業発展に寄与する行政人材育成のため、2013年から同連盟が運営している分野別、職務別の教育課程だ。
今年から新設された「引退選手教育課程」は、さまざまな講義を通じてスポーツ産業全般に対する理解を助け、科学技術の発展によって年々増加するスポーツ関連の新たな産業、新たな職業の紹介を主な内容としている。
参与型の討論会を通じて、本人が自分の未来を描きやすくする時間も設けられている。
本教育課程では、スポーツ関連事業を展開するスタートアップ企業の代表や、ケーブルテレビスポーツチャンネルの解説委員、大学院に在職中の心理学博士、フィジカルトレーナー、ユース世代の監督、ユーチューバーなど、さまざまな分野で活躍する人たちが、自身の経験と新たな挑戦への可能性について説明する予定だ。
また、「効果的なコミュニケーションを通じた自我省察」「行政業務に必要なハングル、Word、Power Point使用法について」「海外選手たちの引退後の生活」など、特別講義も行われる。
本課程の参加対象は現役Kリーガーの内、各クラブから推薦を受けた選手及び自ら参加を希望したKリーグ出身の引退選手となり、定員は約40人だ。参加費は無料で、宿泊と食事が無償で提供される。
韓国プロサッカー連盟は、今年開設した「引退選手教育課程」を今後も定例化させ、年4回の定期的な教育課程として編成する計画を立てている。
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