涙の初優勝から“珍記録”まで今季の感動ハイライト…韓国女子ツアー2019年総括【後編】

2019年12月05日 ゴルフ #韓国女子ツアー
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例年以上に激しいタイトル、記録争いで見どころが多かった2019年の韓国女子ツアー。

早くも来る12月6~8日にベトナムで行われる「ヒョソン・チャンピオンシップ」で、2020年シーズンの幕を開ける。

新シーズン開幕前に、韓国女子ツアーの2019年シーズンを2つのテーマで振り返ってみたい。

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初優勝の特別な喜び

2019年シーズン、韓国女子ツアーで長年プレーしながら、うれしい初優勝を成し遂げた選手たちが目立った。

そのスタートを切ったのは、パク・ソヨン(27)だ。2012年に正規ツアーにデビューした彼女は、それから7年間、優勝とは縁がなかった。しかし今季は上半期から好成績を上げ、5月の「第6回キョチョン・ハニーレディースオープン」で初優勝を達成した。彼女はその瞬間、7年の歳月が走馬灯のように思い出されたのか、子供のように泣いた。

(写真提供=KLPGA)パク・ソヨン

その2週間後に行われた「第7回E1チャリティーオープン」では、デビュー4年目のイム・ウンビン(22)が初めて優勝した。無名というレッテルを破った彼女は、パク・ソヨンとは異なり、涙ではなく笑顔で優勝の喜びを満喫した。

誰よりも長く待ちわびて初めての優勝カップを掲げたのは、アン・ソンイ(29)だ。2008年に韓国女子ゴルフ協会(KLPGA)に入会し、2010年から正規ツアーで着実に活躍してきた彼女は、シーズン最終戦「ADTキャップス・チャンピオンシップ」で優勝した。237戦目で果たした初勝利だ。アン・ソンイの精神力は後輩たちのお手本になった。

(写真提供=KLPGA)アン・ソンイ

6番目のアルバトロス、デビュー戦優勝

2019年の韓国女子ツアーは、さまざまな記録も生まれた。

4月の国内開幕戦として行われた「ロッテレンタカー女子オープン」の初日、韓国女子ツアー史上6番目となるアルバトロスがチョン・ウリ(22)から出た。18番ホール(パー5)、3番ウッドで打ったセカンドショットがそのままホールカップに入った。

(写真提供=KLPGA)チョン・ウリ

また韓国女子ゴルフ協会が台湾ゴルフ協会(CTGA)、台湾女子プロゴルフ協会(TLPGA)と共同主管した大会で、チョン・ミジョン(37)が16年ぶりに優勝カップを手にした。

キム・ボギョン(33)、ホン・ラン(33)、ユン・スルア(33アン・ソンイ)は、韓国女子ツアー通算300大会出場を果たした。成績を離れて、長らく第一線で活躍する彼女たちの粘りと努力が注目された1年だった。

ユ・ヘラン(18)の正規ツアーデビュー戦優勝も見どころだった。「済州三多水マスターズ」の推薦選手として出場した彼女は、ツアーデビューという喜びとともに、1978年のハン・ミョンヒョン以来41年ぶりとなるデビュー戦優勝を成し遂げた。

(写真提供=KLPGA)ユ・ヘラン

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