柏レイソルから期限付き移籍したキム・ボギョン(蔚山現代)が12月2日、ソウルで行われた「Kリーグアウォーズ2019」でMVPを受賞し、記者会見の席を持った。
キム・ボギョンは今季、蔚山現代の主力として35試合に出場し、13ゴール9アシストを記録した。
MVPの栄光を抱いたキム・ボギョンは、「Kリーグファンが多くの応援を送ってくれ、感謝を伝えたい。僕の長所を最も輝かしてくれた監督と選手たちがいたので、この賞を受賞することができた。だからその人たちに栄光をお返ししたい」と感想を伝えた。
キム・ボギョンが属する蔚山は今季、惜しくも優勝を逃した。キム・ボギョンは「MVP候補に挙がったセシーニャ(大邱FC)よりも優れていたとはいえない。僕が賞を受けることができたのは、他の選手たちの犠牲が大きかった。感謝の気持ちも大きく、申し訳ない気持ちもある」と述べた。
キム・ボギョンは「一緒にプレーしながら良い選手を見ると、尊敬する選手が多い。僕を好いてくれる選手と応援してくれる選手が多かった。だから良い点数をもらえたと思う」と説明した。
今シーズン、レンタル移籍の身分で過ごしたキム・ボギョンは、来季の計画について明らかにした。
彼は「先立って優勝するかどうかに応じて変わる可能性があると伝えた記憶がある。優勝カップを獲得できなかったが、自分の未来を決めなければならないということも知っている。クラブやエージェントなど、さまざまな意見を集めなければならないようだ。具体的に進行しているものが何もないので、見守ってくれればと思う」と述べた。
レンタルという身分でMVPを受賞したキム・ボギョンは、「蔚山にレンタル移籍の身分で来たが、チームにいた選手たちは韓国代表で会っていた選手たちだった。元からいたチームだと感じた。チームメイトが僕のプレーをよく知っていたので、適応は早かった。だからレンタルでMVPを受賞できたことについては、特になんの考えもない」と述べた。
今回、蔚山で多くのエールを受けたキム・ボギョンは、「とあるファンに“事業家や芸能人よりもスポーツ選手が愛される理由は何か”と聞いた記憶があるが、し烈な競争のなかで認めてもらう部分がKリーグファンたちに愛される理由のようだ。自分たちがここまでとあきらめれば、蔚山ファンの失望が大きくなると思っている。だから蔚山は今よりさらに発展しなければならないと考えている」とした。
キム・ボギョンはKリーグ初戦で、蔚山の優勝と代表復帰を宣言した。
彼は「今度は代表チームで良い姿を見せることができるように努力する。ムン・ソンミン(全北現代)も良い活躍を見せて代表入りした。Kリーグの選手たちが代表チームに入ったことは、いいと思っている。シーズンを始めながら作った目標はすべて叶えることはできなかったが、着々と達成できるように努力する」と述べた。
日本でプロデビューしたキム・ボギョンは、Kリーグに来てから3シーズン目でMVPを獲得した。
彼は「とても幸運だと思う。サッカー選手として多くのチームに所属したが、リーグ上位のチームでプレーできるのは限られた選手の特権だ。Kリーグでは、優勝争いする2つのチームでプレーした。だからMVPを受賞することができたのだと思う。いずれも僕の長所を引き出してくれたので、感謝したい」と説明した。
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