ニューヨーク現地メディアが、ポスティングシステムでメジャーリーグ進出を図るキム・グァンヒョン(31・SKワイバーンズ)について「ニューヨーク・メッツの先発ローテーション5番手のオプションになれる」と明記した。
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ニューヨークのスポーツを取り扱う『SNY』は11月26日(日本時間)、「キム・グァンヒョンは契約金によって先発5番手のオプションとなりえる。メッツはFA(フリーエージェント)となったザック・ウィーラーの代わり、そして控え投手の補強も念頭に置いている」と報じた。
また『MLBTradeRumors.com』のニュースを引用し、「一部スカウトは31歳のキム・グァンヒョンが先発よりもスウィングマン(先発も救援もこなす投手)に適していると考えているが、本人は先発で起用してくれるチームと交渉したいという意向を明らかにした」と強調した。
メッツは今冬、ドジャースとの契約が満了しFA資格を得たリュ・ヒョンジンの契約先候補としても名前が挙がっている。
球団はウィーラーに年俸1780万ドル(19億4000万円)のクオリファイイング・オファーを提案したが、ウィーラーがこれを拒否した。
ウィーラーはチームを離れることになったが、メッツの先発1~4番手は堅固だ。今シーズンのナショナル・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれたジェイコブ・デグロムと、ノア・シンダーガードがワンツーパンチで活躍するだけでなく、マーカス・ストローマンやスティーブン・マッツもいる。
現地メディアは、メッツはFA市場で巨額を投じるよりもコストパフォーマンス重視で選手を見極めたほうがいいと予想している。つまり、先発と中継ぎどちらもこなせるような投手を獲得すべきということでもある。
そういった点で、メッツにとってキム・グァンヒョンは注目するに値する選手といえるだろう。
『SNY』は「キム・グァンヒョンは相手の空振りを誘うスライダーを持ち球としている。残りの140キロ前半の速球や110キロ序盤のカーブ、110キロ後半のチェンジアップは平均以下だ」と言及した。
また、「今シーズンの韓国プロ野球KBOリーグでは、190.1イニングで奪三振180個、防御率2.51とWHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)1.24を記録した。トミージョン手術からの復帰以降は、防御率3.00以下を保っている」と詳細に説明した。
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