現在Kリーグ首位を走るクラブの監督が、最優秀監督賞候補から外される事態となっている。
韓国プロサッカー連盟は11月18日、Kリーグ個人賞候補選出委員会を開き、今シーズンの最優秀監督賞、最優秀選手賞(MVP)、ベストイレブンの候補を選定した。
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Kリーグ1の最優秀監督賞候補には、キム・キドン監督(浦項スティーラース)、ジョゼ・モライス監督(全北現代モータース)、アンドレ監督(大邱FC)、チェ・ヨンス監督(FCソウル)の4人が選ばれた。皆、リーグ上位チームの監督だ。
一方、現在リーグ首位を走る蔚山現代のキム・ドフン監督は、受賞候補から除外されることとなった。
その理由は、11月に行われた第6回理事会の決定事項にある。
当時、理事会ではシーズン中の懲罰委員会に回付され、5試合以上の出場停止もしくは600万ウォン(約60万円)の罰金を受けた選手や監督は、候補選出過程から除外すると決定された。
この決定により、蔚山のキム監督は最優秀監督賞候補から外されることとなったのだ。
蔚山のキム監督は、8月に行われたKリーグ第25節の大邱戦で、蔚山DFユン・ヨンソンに対してハンドの判定を下し、ペナルティキックを宣言した主審に約5分間も抗議し、退場処分を受けていた。
その後、キム監督は3試合の出場停止(退場処分を含むと5試合)に加え1000万ウォン(約100万円)の罰金を受けていた。
韓国プロサッカー連盟の関係者は、「理事会の決定には、勝負の世界であっても反スポーツ的行為をした選手や指導者は個人賞候補に選んではならないとの意味が込められている。今シーズンは約7人が懲戒によって候補から外されている」と説明した。
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