ホームラン王は涙を飲み、首位打者はうなだれた。
韓国プロ野球KBOリーグのホームラン王で、唯一の30本突破を達成したパク・ビョンホ(キウム・ヒーローズ)は、プレミア12で振るわなかった。
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彼は11月17日、東京ドームで行われたプレミア12決勝で日本と対戦し、4打数無安打に終わった。予選ラウンド(グループC)から計8試合に出場し、28打数5安打の打率0.179で、驚異的な姿を見せることはできなかった。
決勝戦でも期待された長打は出なかった。三振は9に上った。
もちろん韓国シリーズまで消化したことで、体力的に厳しく、しかも手首やふくらはぎなどの負傷で万全のコンディションではなかった。それにしてもパク・ビョンホは期待以下だったといわざるを得ない。
幸いなことに韓国代表は準優勝で東京五輪出場権を獲得し、ある程度のメンツは保った。しかし今のところ、パク・ビョンホは自分への非難を避けることが難しくなった。
厳しい試練があるほど屈強な姿で乗り越えていくべきだったが、その過程はホームラン王でも難しかった。彼は日本に敗戦した後の授賞式で、涙を飲む場面を見せた。それほど気苦労が大きかったことがわかる。
KBOリーグの首位打者ヤン・ウィジ(NCダイノス)も、不振の沼から抜け出せなかった。
ヤン・ウィジは1984年のイ・マンス以来、なんと35年ぶりに捕手としてKBOリーグの首位打者に輝いた。しかし今回のプレミア12では、終始うなだれるしかなかった。パク・ビョンホの一発がなかったように、首位打者のバッドも沈黙した。
ヤン・ウィジは今大会、23打数2安打1打点、打率0.087という凄惨な成績を残した。最後の日本との決勝戦では、パク・ビョンホと同じく4打数無安打に終わった。9回表2死、バットを虚しく振り回して敗戦のピリオドを打った選手もヤン・ウィジだった。
パク・ビョンホとヤン・ウィジは、いずれも東京五輪で活躍すべき重要な選手だ。彼らの重要性は、いくら強調してもしすぎることはない。
韓国はプレミア12で日本に2連敗し、準優勝に終わった。ホームラン王と首位打者にかける期待が大きかっただけに、失望も大きかった。
それでも2人は今大会で明らかになった弱点を修正し、何よりもプレッシャーとして作用した負担を振り払うべきである。今後、東京五輪で金メダルを獲得した北京五輪の再現を目指すのであれば、パク・ビョンホとヤン・ウィジの2人が顔を上げなければならない。
日本という壁を再び超えなければ、金メダルはない。
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