プレミア12、さらに重要になった“宿命の日韓戦”…韓国の先発は誰が担うのか

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プレミア12における日韓戦の重要性が、ますます高くなった。

4人の先発ローテーションを構想していた野球韓国代表キム・ギョンムン監督の思惑に、変化が生じる可能性がある。

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野球韓国代表は11月12日、千葉のZOZOマリンスタジアムで行われたWBSCプレミア12スーパーラウンドの台湾戦に0-7で完敗した。

プエルトリコとの親善試合を皮切りに、アメリカとのスーパーラウンド第1戦まで無敗だった韓国に、急ブレーキがかかった。決勝進出について否定的に見るのはまだ早いが、11月16日に行われる日本戦の意味がさらに大きくなったのは事実だ。

キム・ギョンムン監督は去る11月9日、出国に先立って「ヤン・ヒョンジョンとキム・グァンヒョンは先発する予定だ。残りの投手はまだ決まっていない。相手チームの結果に基づいて変わるが、先発は4人で回していく計画だ」と説明した。

スーパーラウンドに向けた韓国の大きな構想は、こうだった。まずヤン・ヒョンジョンとキム・グァンヒョンを前面に出してアメリカと台湾を下し、メキシコ戦に全力で臨んで決勝行きを決める。

スーパーラウンドで3勝すれば、予選ラウンド(グループC)の1勝を含めて4勝となり、決勝進出を確定することができる。そんな構想通りに大会が進めば、スーパーラウンド最終戦である日本戦は、新人選手を起用して国際舞台の経験を積む機会を与えることができる。

ヤン・ヒョンジョン

しかし、先発の要であるキム・グァンヒョンが台湾戦で不振に陥り、計画が崩れた。台湾戦に先発登板したキム・グァンヒョンは、3.1イニングを投げて被安打8、3失点で早々と降板した。

これで韓国代表は慌しくなった。来る11月15日のメキシコ戦で勝利したとしても、日本戦の結果次第では決勝進出が難しくなった。日本戦の先発投手が重い責任を持つことになる理由だ。

これまで伝統的に右投左打が多い日本に備え、韓国は主に左腕投手が先発を担当してきた。ク・デソン、ポン・ジュングン、キム・グァンヒョン、リュ・ヒョンジンなどが代表的だ。そのため今回のプレミア12でも、日本戦では左腕投手が登板する可能性が高い。

最も可能性が高いのは、エースのヤン・ヒョンジョンだろう。アメリカ戦を1失点で終えたヤン・ヒョンジョンは、日本戦まで4日間の休息を得ることができる。十分な時間だ。実際にヤン・ヒョンジョンは、日本が最も警戒する韓国投手に選ばれたりもした。

『スポーツニッポン』はスーパーラウンドを控え、「ヤン・ヒョンジョンは2019シーズン防御率2.29で、同部門1位になった投手。先発ローテーション通りなら、16日の日本戦に登板する可能性が高い。日本の難敵になるだろう」と警戒した。

また日本代表の稲葉篤紀監督も、「ヤン・ヒョンジョンとキム・グァンヒョンを打ち崩さないと世界一はないと思っている」と話したことがある。

もともと警戒されていたため、ヤン・ヒョンジョンの先発は予想されている可能性も高い。したがって他の左腕投手をサプライズ起用する可能性も排除できない。

イ・スンホ

キム監督の選択を受け、最後に代表チームに合流した若手イ・スンホも先発候補の1人だ。プエルトリコとの親善試合を除いて、スーパーラウンド最初の2試合では一度も投げていないため、日韓戦に焦点を当てているのではないかという憶測も出ている。

ベテランのチャ・ウチャンが先発とブルペンを行き来できる事実上の“ジョーカー”として、メキシコ戦ではストッパーとして出場すると予想される。ハム・ドクチュもいるが、1人で投げるにはブルペンの左腕が心もとない。

いずれにせよ、どの投手を起用することになっても毎試合、総力戦を展開しなければならない。11月15日のメキシコ戦で1イニングを投げるだけでも、プレッシャーは大きいだろう。

メキシコ戦の結果に基づいて、日本戦の先発投手が変わる可能性も高いと思われる。

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