サッカーU-17韓国代表の挑戦はベスト8で終わった。選手たちは悔し涙を流した。
キム・ジョンス監督率いるU-17韓国代表は11月11日(日本時間)、ブラジルで行われたU-17ワールドカップ、メキシコとの準々決勝に0-1で敗れた。
後半31分、アビラ・ベガ・アリのゴールを防げなかったのが敗因だった。
2009年以来、10年ぶりの8強進出となったが、これでU-17ワールドカップの韓国歴代最高成績となる“4強入り”を目指す挑戦は終わった。
試合は開始から両チームの熾烈な戦いが展開された。韓国は16強アンゴラ戦で決勝ゴールを決めたチェ・ミンソが、最前線で決定的なチャンスを作った。前半14分、ペナルティエリア正面からの左足シュートがクロスバーを直撃。この試合、韓国で最も惜しい場面だった。
前半から思わぬ負傷が発生し、交代カードを早くから使うことになった。前半35分、ホン・ソンウクのポジションにパン・ウジンが投入された。韓国は前半38分、チェ・ミンソが再びゴール前でチャンスを作って左足シュートを放ったが、ゴールキーパーに止められた。前半40分には、メキシコがフリーキックからシュートを放ち、クロスバーを直撃する場面もあった。
前半をスコアレスで終えた両チームは、後半に入っても激しい攻防戦を繰り広げた。しかし一瞬の油断が失点につながった。
後半31分、メキシコの攻撃で右サイドからのクロスに、ゴール前のアビラ・ベガ・アリが反応、ヘディングでゴールネットを揺らした。ペナルティエリア内に韓国の守備陣も多く残っていたが、競り合うことができずにゴールを許した。
時間が経つにつれ、1点の重みが出た。韓国は最後までゴールを狙った。後半40分、右からのクロスがバウンドし、ディフェンダーを超えてチョン・サンビンに渡るチャンスが訪れたが、不発に終わった。終了直前のコーナーキックも生かせず、韓国は得点をあげられないまま試合終了のホイッスルを聞いた。
その瞬間、選手たちはピッチに倒れこみ、悔し涙を流した。
前へ
次へ