フリーエージェント(FA)のリュ・ヒョンジン(32)に対するアメリカ現地メディアの展望が、止むことなく出てきている。
『MLB.com』がリュ・ヒョンジンのテキサス行きを予想したことに続き、米スポーツ専門メディア『ESPN』は「リュ・ヒョンジンは低く評価された選手だ」とし、彼がFA市場で最も魅力的な選手であることを伝えた。
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『ESPN』は11月8日の報道で、「リュ・ヒョンジンは2020年シーズンで33歳になり、肘や肩の手術経験もある。三振の数も、100イニング以上消化した投手の中では59番目」としながら、「だが、リュ・ヒョンジンは長所も多い選手だ。100イニング以上投げた投手130人中、2番目に四球数が少ない。ゴロ率や平均打球スピードも10位だ。彼のチェンジアップはメジャーリーグ最高の武器の1つである」と高く評価した。
今季、過去最高の活躍を見せる前から憂慮されていた負傷歴も、大きな問題と考えてはいないようだ。同メディアは「リュ・ヒョンジンは昨年、脚の付け根の負傷で(3カ月間)離脱したものの、直近3年間では腕の負傷もなく安定している」と強調した。
また、ダラス・カイケルとも比較している。1年前にリュ・ヒョンジン同様FAだったカイケルは、今年6月にアトランタ・ブレーブスと契約を結んだ。
『ESPN』は「リュ・ヒョンジンはカイケルよりも優れた投手だ。より多くの関心が寄せられるだろう」と、複数の球団からラブコールを受けるとの展望を述べた。
リュ・ヒョンジンは今シーズン、ロサンゼルス・ドジャースでシーズン14勝5敗の防御率2.32を記録した。防御率はメジャー全体1位を記録し、サイ・ヤング賞候補3人の内の1人にも選ばれた。
現地メディアの大半は、このような活躍よりも、負傷歴や年齢によってリュ・ヒョンジンが低評価を受けていると見ている。
裏を返せば、それほど“コスパが良い”投手に分類される。今後、リュ・ヒョンジンに関心を寄せる球団は増えていくだろう。
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