今季、韓国女子ツアーの“全冠王”(大賞、賞金女王、最多勝、最少ストローク)も見えているチェ・ヘジン(20)は、タイトルを気にしていないようだ。
チェ・ヘジンは来る11月8日から3日間、忠清南道の天安ウジョンヒルズCCで開かれる韓国女子ツアー最終戦「ADTキャップス・チャンピオンシップ2019」(賞金総額6億ウォン=約6000万円)に出場する。
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チェ・ヘジンは11月3日に最終日を終えた「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」で優勝。シーズン5勝目を飾り、最多勝と2年連続となる大賞を確定させた。
最終戦を通じては、賞金女王と最少ストロークを狙う。
獲得賞金12億314万ウォン(約1億2300万円)のチェ・ヘジンは現在、賞金ランキング1位を走っているが、ジャン・ハナが5741万ウォン(約570万円)差で2位につけている。
賞金総額6億ウォンがかかったADTキャップスの優勝賞金は、1億2000万ウォン(約1200万円)。ジャン・ハナが優勝すれば、賞金ランキングのトップが入れ替わる可能性がある。
もしチェ・ヘジンが今大会で賞金ランキングと最少ストローク1位を守ることができれば、2017年の“ホットシックス”ことイ・ジョンウン以来となる、全冠王が誕生する。
これまで4つの賞を同時に受賞したのは、申ジエ、イ・ボミ、キム・ヒョージュ、チョン・インジ、イ・ジョンウンだけだ。チェ・ヘジンは偉大な先輩たちに続く、新しい歴史に挑戦することになる。
しかしチェ・ヘジン本人は淡々としている。
彼女は韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)を通じて、「シーズン初めはタイトルに対する欲もあった。でも時間が経つにつれ、欲が負担になって惜しい試合を繰り返した。その欲を少し捨てたら、また優勝できた」と、ただ試合にだけ集中すると伝えた。
そして「今週までスケジュールがタイトで疲れたが、ショットの感じはいい。シーズンを締めくくる大会で、満足のいく結果が出せそうだ」と期待した。
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