本日(11月6日)プレミア12初戦を迎える韓国、“2年前の屈辱”だけはあってはならない

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予想した通りだった。プレミア12連覇を狙う野球韓国代表は、初戦の先発投手としてヤン・ヒョンジョンを選択した。

韓国代表を率いるキム・ギョンムン監督は11月5日、高尺(コチョク)スカイドームで開かれたプレミア12の記者会見に出席し、大会に臨む意気込みを明らかにした。

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4年前の第1回大会で優勝した韓国は、今大会でプレミア12連覇に加え、2020東京五輪の出場権獲得を狙う。

韓国は11月6日19時、高尺スカイドームでオーストラリアとグループC第1戦を行う。

スーパーラウンド進出の行方を左右する第1戦の重要性は、キム監督も選手団も熟知している。キム監督は9月から「オーストラリア戦の勝利が必要だ。最初のゲームを手に入れれば、無難に3連勝で日本に行くことができる」としながら、第1戦の重要性を説いてきた。

必ず勝利しなければならないオーストラリア戦の先発投手に関心が集中したが、キム監督の選択はヤン・ヒョンジョンだった。

ヤン・ヒョンジョンはKIAタイガース所属。2019シーズンKBOリーグで29試合に先発し、16勝8敗、防御率2.29、奪三振163を記録した。シーズン序盤の不振から立ち直り、防御率リーグ1位に上がる活躍を見せた左腕だ。

所属するKIAが早々とポストシーズン進出を挫折したため、ヤン・ヒョンジョンは招集初日から代表チームに合流し、余裕を持ってコンディションを引き上げた。スケジュールに沿って定期的にブルペンピッチングを消化し、最高のピッチングができるコンディションを作った。

ヤン・ヒョンジョン

実際に、11月1日に行われたプエルトリコとの親善試合に先発登板し、2イニング無失点の完璧なピッチングを見せた。親善試合を通じてヤン・ヒョンジョンへの信頼を再び確認したキム監督は、オーストラリア戦の先発に彼を打ち出した。

キム監督は「ヤン・ヒョンジョンがシーズンを早く終えて、大会準備期間も長かったので、コンディションをよく作った」と、先発に指名した理由を説明した。

プエルトリコとの2度にわたる親善試合で、いずれも楽勝した韓国代表だが、それはあくまでも親善試合だ。スーパーラウンド進出をかけて繰り広げられる本大会での緊張感とプレッシャーは、次元が違う。選手たちの競技力にも影響を与える可能性が高い。

キム監督も「勝負を簡単に予測することはできないが、オーストラリアとの初戦は序盤から多くの点数が入るということはないだろう。私たちの投手がオーストラリア打線を防いでいくなかで、自分たちの打者が作り出したチャンスをうまく得点につなげられればと考えている」と述べた。

野球韓国代表には苦い思い出がある。2年前、同じく高尺スカイドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。

“伏兵”イスラエルを相手に第1戦で敗れると、その後も不振が続いて1勝2敗で予選脱落という屈辱を受けたことがある。

当時、WBCに出場していた何人かの選手が、今回の代表チームにも含まれている。その誰もが“第2の高尺惨事”はあってはならないという思いで、プレミア12の準備をしてきた。

キム監督は「初戦の重要性は選手たち皆が知っている。心を楽に構えて試合すれば、良い結果が出るだろう」と述べた。

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