韓国女子ゴルフ界の“スーパールーキー”ことチョ・アヨン(19)が、生涯で1度しかチャンスのない新人賞受賞をほぼ確実なものとした。
今シーズン熾烈を極めたルーキー競争で、最も輝いた新星としてその名を轟かせた。
チョ・アヨンは、11月3日に終了した韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(済州島・PINXゴルフクラブ)で、通算9アンダーの6位(279打)となった。
これで、強力な新人王争いのライバルであったイム・ヒジョンやイ・スンヨンを抑え、チョ・アヨンが新人賞を手中に収めた。
彼女は「シーズン前に立てた一番の目標を達成できてうれしい。新人という資格は生涯でたった1回だけなので、新人王は努力の末に得られる栄光だ。努力を続けた結果が表れた」と喜びを見せた。
今シーズン、韓国女子ツアーデビューを果たしたチョ・アヨンは4月に行われた国内開幕戦「ロッテレンタカーオープン」で驚きの初優勝を達成した。今季計27の大会に参戦して優勝2回、トップ5入り8回、トップ10入り13回など、ルーキーとは思えない成績を残した。
23度も予選通過ラインを突破し、安定した能力も見せつけた。シーズン賞金順位5位(7億4565万2408万ウォン=約7456万円)、平均ストローク4位(70.6打)、グリーン的中率5位(77.15%)で大賞ポイント2位(461点)に上がり、チェ・ヘジン(20)を脅かす“スーパールーキー”の名に恥じない活躍を披露した。
国内開幕戦での優勝後、「新人王とシーズン2勝が目標」と力強く掲げたチョ・アヨンは、「シーズン前に立てた目標をすべて成し遂げた。自分自身に100点満点をあげたい」と、気さくに笑っていた。
彼女は「(イム・)ヒジョンがメジャー優勝を通じてより多く勝利数を重ねたが、点数差を見るに私のほうがより安定していたようだ。前半戦は(イ・)スンヨン姉さん、後半戦はヒジョンと争いを繰り広げ、最後まで緊張感が切れなかった」と、同世代との争いが新人賞獲得の勝因になったと説明した。
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