ベトナムサッカー界の“英雄”と現地で称えられるパク・ハンソ監督が、ASEANサッカー連盟(AFF)の「AFF award 2019」最優秀監督賞の候補に選ばれた。
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複数のベトナム現地メディアは10月30日の報道で、この2年間で素晴らしい成果を挙げているサッカーベトナム代表パク・ハンソ監督が、最優秀監督賞を受賞することに期待している。
「AFF award 2019」は11月8日にハノイのマリオットホテルで開催される予定で、最優秀監督賞の候補にはパク監督含む5人が選出されている。
パク監督は2017年にベトナム代表監督に就任後、出場する大会ごとに奇跡を起こしてきた。この2年間だけでベトナムサッカーの歴史を次々と塗り替え、その高い指導力を認められた。
まず、2018年1月のアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権でベトナムを史上初の準優勝に導くと、9月のジャカルタ・アジア大会では初の準決勝進出という快挙を成し遂げた。続く10月のAFFスズキカップでは10年ぶりとなる優勝をもたらしている。
2019年に入っても1月のアジアカップで初の決勝トーナメント進出に成功し、準々決勝で格上の日本代表と0-1の接戦を演じた。
現在行われている2022年カタールW杯アジア2次予選では、タイやUAEと同じグループGで2勝1分の2位につけており、史上初のアジア最終予選進出の可能性も現実味を帯びてきている。
ベトナムはFIFAランキングでも100位圏外から脱し、97位まで上がった。東南アジア諸国では最も高い順位だ。
今回の「AFF award 2019」では、過去2年間、東南アジアサッカーのために尽力した個人や団体を計18部門で表彰する。前回2017年には、ベトナムが最優秀サッカー協会賞を受賞した。
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