東京五輪を目指すサッカーU-22韓国代表、11月のドバイカップでメンバー固めるか

2019年10月29日 サッカー
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2020東京五輪出場をかけたサッカーU-22韓国代表の挑戦が、本格的に始まろうとしている。

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キム・ハクボム監督率いるU-22韓国代表は実戦経験を重ねるべく、11月にUAEで行われる2019ドバイカップに出場する。ドバイカップには韓国をはじめとするアジア6カ国が出場し、各チーム別に4試合を消化する。

韓国は11月13日にサウジアラビアと初戦を戦い、その後バーレーン、イラク、UAEとの連戦を控える。来年1月にタイで開催される2020年東京オリンピック予選を兼ねたアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権のグループリーグで戦うウズベキスタンとは、今大会では対戦しない。

キム・ハクボム監督は、ドバイカップを通じてメンバーをより精鋭化したいと考えている。

キム監督は9月から10月にかけて行った国内招集で、韓国内外で活躍する多くの選手をチェックしてきた。また、10月11日に行ったウズベキスタンとの親善試合後、「選手一人ひとりをしっかり確認することができた。選抜の判断はほぼ終了したと言っていい。11月からはもう少し安定してチームを運営できるはずだ」と述べていた。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ハクボム監督

ドバイカップに出場するメンバーの顔触れは、U-23選手権と大きく変わらないと見て良さそうだ。ドバイカップがU-23選手権のメンバーを決定する最後の機会となり、選手にとっては自身のプレーを評価してもらうチャンスとなる。

11月からはチーム力の向上も重要なポイントになる。

U-22韓国代表は、最近まで選手構成やテストに注力していたこともあり、チームとしての戦術や戦略を深められていない。キム監督は3バックと4バックを併用し、選手にベースとなる戦術を教え込んだものの、メンバーが頻繁に変わるため一貫性のあるチーム作りをできていなかった。

ドバイカップを控え、さらに精鋭化された選手たちがキム監督の求めるサッカーを披露してくれるとの期待が高まっている。来年1月のU-23選手権まで3カ月を切った今、求められるのはチームの完成度を最大限高めることだ。

キム監督は「ドバイカップに出場する全チームがU-23選手権にも出場する。今大会は他国との競争力をテストできる良い機会になるだろう。試合を通じて実戦経験を重ね、チームの戦術と選手個人の能力をチェックしたい」と話した。

11月の日程を消化した後、12月からはオリンピック予選へ向けた最終トレーニングが本格的に始動する。オリンピック出場権を得るには、2020年1月12日に開幕するU-23選手権で3位以内に入らなければならない。グループリーグでは前回2018年大会の優勝国であるウズベキスタンをはじめ、中国、イランといった一筋縄ではいかない国々と対戦する。

キム監督は「簡単な戦いになるとは考えていない。厳しい挑戦になるだろう。そのためにも、11月から12月にかけて良い準備を進めなければならない。時間は限られているが、構想は考えている」と決意を表した。

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