鈴木優磨や伊藤達哉のシント=トロイデンで、“韓国のメッシ”またもデビュー持ち越し

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“韓国のメッシ”ことイ・スンウ(21・シント=トロイデン)の新天地デビュー戦が、またも持ち越された。

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シント=トロイデンは、10月21日にブリュッセルのコンスタン・ヴァンデン・ストックスタディオンで行われたジュピラー・プロ・リーグ第11節のアンデルレヒト戦で1-4と敗れた。

日本代表GKシュミット・ダニエルが先発出場、FW鈴木優磨とFW伊藤達哉が途中出場した一方、イ・スンウは招集メンバーにも選ばれなかった。

この大敗によって、シント=トロイデンは勝ち点11の3勝2分11敗で16チーム中13位に沈んだ。降格圏の15位バースラント・ベーフェレンとの勝ち点差が4にまで縮んでいる状況の中、イ・スンウは攻撃の新しいオプションとして活用されていない。

今年8月にイタリア・セリエAのエラス・ヴェローナを離れたイ・スンウは、出場機会を求めてベルギーへと渡った。新天地シント=トロイデンには120万ユーロ(約1億4500万円)で加入すると、エースナンバーの背番号10まで与えられた。

だが、ビザの行政処理によって先延ばしとなったデビューが、加入後7試合が経った今も果たされていない。マーク・ブレイス監督が信頼を寄せていないことが要因だろう。

この渦中で、現地ベルギーメディアもイ・スンウに懐疑的な目を向けている。『フットボール・ベルギー』は、出場機会を得られていない原因にイ・スンウ自身の意識問題を挙げた。

同メディアは、「そもそもイ・スンウにベルギーでプレーする考えがあったのかが疑問だ。チームメイトからは献身が足りないとの批判も出ている。10代の頃にバルセロナでプレーした選手でも成功は保証されていない。過去の栄光は捨て、シント=トロイデンの選手としての覚悟を持つことを望む。クラブが自分のせいで財政的に損害を受けていることを理解し、新しい姿を見せるべきだ」と報じた。

イ・スンウは以前にも、練習中にチームメイトへの後方タックルで現地メディアから批判を受けていた。次のリーグ第12節、シント=トロイデンは10月28日に日本代表FW伊東純也の所属するヘンクをホームに迎える。

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