公認球への適応、選手不足…プレミア12を控える韓国が抱える問題とは?

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プレミア12に出場する野球韓国代表が、10月11日から水原KTウィズパークで公式練習を開始した。

ポストシーズンに出場している9人の選手はまだ合流していないものの、2年前のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で1次ラウンド敗退に終わった失態を二度と繰り返さないという思いのもと、キム・ギョンムン監督はじめコーチングスタッフや選手たちは練習に励んでいる。

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選手には朗報?国内リーグと異なる公認球の“質”

国際大会では、代表チームが各大会の公認球にいち早く適応しなければならない。2017年WBCや2018年ジャカルタ・アジア大会では、不慣れな大会公認球に適応できず苦戦を強いられた。

プレミア12で使用する公認球の材質はKBOリーグの公認球と同様だが、反発係数や縫い目の太さなどの違いも見られる。

キム監督は「プレミア12の公認球はKBOリーグよりも反発力が高く、遠くに飛ぶようだ。選手たちにとっては良いのではないか」と述べた。

野球韓国代表を率いるキム・ギョンムン監督

韓国の選手は反発係数が低く設定された今シーズンのKBOリーグ公認球に苦汁をなめたが、公認球の反発係数が高いプレミア12ではバッティングに期待できそうだ。

選手がいない…練習試合はどうする?

各所属球団で活躍する選手が集まる代表チームでは、選手間の連携を深めることが必須であり、その期間は多いほどに良い。しかし、10月末まで行われる国内リーグのポストシーズンによって、代表選手たちの連携を深める時間は明らかに不足している。

キム監督も「選手たちがトレーニングや練習試合で息を合わせられる時間が足りないことが残念だ」と心情を吐露した。

練習試合を申し込む相手も容易に見つからない。ポストシーズンで敗れたチームの選手たちがある程度、代表チームへと合流してこそ、メンバーを半分に分けたミニゲームを行うことができるといった状況だ。

11月1日と2日に行うプエルトリコとの親善試合も、100%の戦力で臨むのは難しいと見られている。

キム監督は「親善試合は実戦感覚を取り戻す良い機会ではあるが、国内リーグの韓国シリーズ直後に行われるため、そこに参加した選手たちを親善試合に送り出すことは難しい。早い時期から代表でトレーニングを始めている選手たちに頑張ってもらいたい」と述べた。

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