女子バレー韓国代表の“次期エース”イ・ジェヨンの存在感を確認できた舞台だった。
女子バレー韓国代表は9月30日、仁川空港を通じて帰国した。韓国代表は9月14日から29日まで、日本で行われた国際バレーボール連盟(FIVB)女子バレーW杯に出場。最終的な成績は6勝5敗の6位と、満足できる結果だった。
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新しい司令塔が就任してから初めてベストメンバーで迎えた韓国は、今回の女子バレーW杯で強豪を相手に善戦した。特に“エース”キム・ヨンギョンを温存した試合が少なくなかったことを踏まえれば、一定の評価ができるだろう。
帰国後、所属チームに戻る韓国代表のメンバーは、来年1月に行われる2020東京五輪アジア地域大陸別予選のために準備を続けていく。
韓国代表が絶対的なエース、キム・ヨンギョンの依存からある程度の脱却ができたのは、イ・ジェヨンの活躍があったからに他ならない。大会中、1人で143点を記録し、チーム内最多得点選手となっただけでなく、高いレシーブ成功率(16.13%)を誇り、攻守で次期エースとしての役割を果たした。
帰国直後、イ・ジェヨンは「セッターと練習をたくさんして呼吸を合わせたのが良かった」とし、「これまでヨンギョンオンニ(姉)への依存度が高かった。今もいなければ厳しいが、私たちもできるという気持ちになった」と話した。
以下、イ・ジェヨンとの一問一答。
◇
―国際大会が多いシーズンだった。
とても大変だった。オリンピック大陸別予選から今まで、休まず練習も本当にたくさんした。身も心もたくさん疲れた代表チームだった。
―韓国代表として最高の活躍をした。
(イ・)ダヨンや(ヨム・)ヘソンオンニらセッターとの呼吸がよく合った。今まではセッターが試合直前に変わったりして、合わせる時間があまりなかったのだが、今回は練習をたくさんできた。そこに良い影響があった。
―双子の妹であるイ・ダヨンとは、互いに助け合ったようだ。
試合を見ると、そうではない。うまくスパイクできていない、レシーブできていない、まっすぐくれないと、すごくなんだかんだ言った。久しぶりに手を合わせたが、子供の頃から一緒にやっていたので、私がどんなボールを好むかをダヨンはよく知っている。
ダヨンが上げたボールをスパイクしたとき、リズムに乗って打てたときが多かった。一番得意なコースに打てたから、成功率も良かったようだ。
―午前の試合が多かったが、コンディションの調整は問題なかったのか。
思ったより大変ではなかった。もともと午前9時から練習することが多かったからだと思う。
―ラバリニ監督はバックアタックを頻繁に使う。自信を得ることはできたのか。
私はもともとバックアタックが好きで、自信がある。監督も好きなので、むしろよく合うと思う。
―所属する興国生命ピンクスパイダーズの新外国人、ルシア・フレスコとアルゼンチン戦で事前に会った。
外国人選手が変わったので、正直たくさん心配した。だから映像も見たのだが、背が高くてパワーもあった。実際に見ると、想像以上に上手い選手だ。今シーズンは優勝することができそうだ。
―日本戦は特別な覚悟で臨んだように見えた。
アジア選手権で日本の若手選手たちに負けて、本当に自尊心が傷つけられた。メンバーたちも「もう一度戦えば勝てる」と話をしてきた。今回は私たちもベストメンバーだったので、自信があった。高さでも負けず、攻撃力も良いので、レシーブと守備だけ上手くやれば勝てると考えた。
―キム・ヨンギョンが休む試合が多く、若い選手たちと一緒にプレーする時間が多かった。
これまではヨンギョンオンニへの依存度が高かった。監督が新しくなって、ボールの分配も良くなり、依存度を減らすことができたと思う。まだヨンギョンオンニがいなければ厳しいけど、今は自分たちもできると考えるようになった。
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