ラ・リーガでデビューゴールを飾ったイ・ガンイン(バレンシア)に、イタリア王者も関心を寄せている。
9月26日のラ・リーガ第6節ヘタフェ戦で、イ・ガンインはバレンシアの歴代外国人最年少得点記録(18歳218日)を塗り替えるリーグ初ゴールを決めた。
2-1でリードした前半39分、ロドリゴ・モレノがゴール前に送ったクロスに右足で合わせたシュートがゴールネットを揺らした。試合は3-3の引き分けに終わったが、イ・ガンインは後半28分に途中交代するまで、U-20ワールドカップMVPの名に恥じぬ活躍を披露した。
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この活躍に、イタリア王者のユベントスも注目しているようだ。
9月27日、イタリアメディア『calciomercato.com』は「移籍市場はすでに閉じたが、ユベントスは各国でプレーする若手を注視し続けており、そのリストの中にはイ・ガンインの名前もある」と報じた。
バレンシアのユース時代から、イ・ガンインはそのポテンシャルを評価され、欧州有数のビッグクラブからラブコールが送られていた。バレンシアは、トップチーム出場を保証する契約を提示したことでイ・ガンインの流出を防いだものの、この契約が逆に足かせとなってしまった。
トップチームはすでに十分に選手がそろっていたこともあり、マルセリーノ・ガルシア・トラル前監督はイ・ガンインを重用しなかった。出場機会の少なさから今夏の放出も噂され、最終的にはチームに残留したものの、シーズン開幕序盤はベンチで過ごす日々が続いた。
しかし、マルセリーノ前監督が解任され、後任にアルベルト・セラーデス新監督が就いてからは、イ・ガンインの出場機会が着実に増えてきている。そして、初先発となったヘタフェ戦でのゴールで、見事セラーデス監督の期待に応えて見せた。
ユベントスとの関係は今に始まったことではない。昨季、UEFAユースリーグのユベントス戦でイ・ガンインが印象的な活躍を見せた際も移籍説が報じられ、今夏の移籍市場を控えたときもユベントスがイ・ガンインを観察中とのニュースも流れた。
イ・ガンインは現在、バレンシアと2022年6月まで契約を結んでいる。
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