2020東京パラリンピック選手団長会議の3次本会議が9月12日、東京で開かれた。
大韓障害人体育会(KPC)は、東京パラリンピック組織委員会に旭日旗の競技場搬入に対する異議申し立てを行った。また中国障害人体育会も、韓国側の発言を支持する発言をした。
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今回の会議では、国際パラリンピック委員会(IPC)委員長、IPC加盟国の管理部門長、東京パラリンピック組織委員会の最高執行責任者、保安局長など東京組織委員会の関係者と100余りの代表団など、約200人が参加した。
主な内容は、大会のセキュリティ(security)に関するもので、韓国側は旭日旗の異議申し立てと対策作りを促し、中国側がそれを支持した。
韓国側は、旭日旗問題を正式に提起した。
まず東京パラリンピック組織委員会が「旭日旗は政治的問題ではない」という立場を明かしたことについて、深い遺憾を表明。そして、旭日旗は第2次世界大戦当時、アジア侵略に使用された日本軍の旗であり、多くの国に歴史的な傷を想起させる象徴であると強調した。
また、そんな旭日旗のデザインがパラリンピックのメダルのデザインに選ばれたことについても、強く抗議した。韓国側は、東京パラリンピック組織委員会に対して、事案の深刻性を勘案し、すぐに解決策を提示するよう求めた。
韓国側が問題を提起すると、中国側も正式に支持をした。中国側は韓国が提起した問題に同意し、オリンピックとパラリンピックは国際的なスポーツイベントであり、政治的な問題が大会に影響を与えてはならないという立場を明らかにした。
韓国側は選手団長会議が行われる期間、中国側と持続的に協議し、協力を約束している。
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