「“僕じゃなかったらどうしよう…”と考えていた」
9月12日、米プロゴルフ(PGA)ツアーが発表した2018-2019シーズン新人賞部門で、韓国のイム・ソンジェ(21)が最多得票を記録した。1990年に新人賞部門が制定されて以来、アジア人として初めての受賞となった。
9月6日に終了したツアーに参加選手によって投票が行われ、得票数は公開されなかった。
今回の新人賞受賞でイム・ソンジェは、1997年のスチュワート・シンク以来となる、「今年の選手」と翌年の米国男子ツアー新人賞に輝いた選手となった。
今季は35大会に出場し、26大会で予選を通過。“トップ10入り”7回、“トップ5入り”3回を記録し、今季の最高成績は「アーノルド・パーマー・インビテーショナル」での3位タイだった。
米国男子ツアーで優勝がなかったにもかかわらず新人賞を受賞したのは、2015年のダニエル・バーガー(アメリカ)以来、4年ぶりだ。イム・ソンジェは所属事務所を通じて、「アジア人初であり、韓国人初というタイトルでもあることに大きな意義を感じる」とコメントした。
以下、イム・ソンジェとの一問一答。
◇
―新人賞を受賞した今の気持ちは?
一度しか受賞できるチャンスのない新人賞をいただくことができて、とてもうれしい。
―新人賞受賞をどうやって知らされたのか。
PGAツアーのコミッショナーであるジェイ・モナハンから直接電話をもらった。(新人賞の)結果を伝えるものだったのでとても緊張し、「僕じゃなかったらどうしよう…」と考えていた。そんな思いで結果を聞いたら、僕が受賞したと伝えられた。
―アジア人初の新人賞受賞となる。
アジア人初であり、韓国人初というタイトルでもあることに大きな意義を感じている。また、今後のツアーの自信にもなる。
―新人賞争いはとても激しかったが。
今年は優勝できていなかったので、少し心配していた点もある。
―今季、一番印象深い大会は?
アーノルド・パーマー・インビテーショナルで3位タイという最高成績を残せたことが最も記憶に残っている。回ったコースも良かった記憶がある。
―新人として感じた点は?
どの大会でも有名で素晴らしい選手たちと一緒に試合をできたこと自体が、自分にとって学びとなる。今季はたくさんコースを回り、芝やグリーン周りのラフなどに適応できた。新しいシーズンは、昨季よりも少し楽に大会に臨めると思っている。
―次シーズンの目標は?
ツアーチャンピオンシップ出場を目指したい。出場し、優勝できるチャンスがあれば必ず優勝も成し遂げたい。
―秋夕(チュソク)連休を迎える韓国ファンに一言。
応援してくれる方が多く、本当に感謝している。これからもいいプレーをたくさん見せていきたい。
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