7勝1分、そして“無失点”。
サッカー韓国代表のW杯アジア予選第1戦の歴代戦績は圧倒的だ。
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韓国は1986年のメキシコW杯から昨年のロシアW杯まで9大会連続出場を果たしているが、開催国枠として出場権を得た2002年を除き、8回の予選の第1戦では7勝1分と一度も敗北を味わっていない。
極めつけは、どの試合も無失点であることだ。韓国代表率いるパウロ・ベント監督はこの機運を受け継ぐのであれば、容易でない道のりでも快勝に期待がかかる。
アジア予選第1戦で失点したのは、1982年スペインW杯アジア予選にまでさかのぼる。当時、マレーシアを相手に1ゴールを奪われながらも2-1で勝利した。それ以降は1986年メキシコW杯予選でネパールに2-0で無失点勝利したことを皮切りに、どの国にもゴールを許さなかった。 唯一の引き分けも、1994年アメリカW杯予選のバーレーン戦を0-0で終えたのみだ。
2002年日韓W杯で4強神話を打ち立ててからは、第1戦での火力が爆発する。2006年ドイツW杯予選ではレバノンに2-0で勝利、2010年南アフリカW杯予選ではトルクメニスタンに4-0、2014年ブラジルW杯予選ではレバノンをホームに迎え6-0の大勝を収めた。前回の2018年ロシアW杯予選でも、ミャンマーに2-0と無失点勝利を収めている。
10大会連続でのW杯本大会出場を目指す韓国には、ホーム・アウェーを問わず対戦国の密集した守備を崩すことが求められる。トルクメニスタンはこれまで予選第1戦で戦った国々よりも難しい相手であるが、選手たちが自身の実力を十分に発揮さえできれば、無失点で勝つことは難くない。
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